トップページ > 弁護士BLOG > 2013年4月

弁護士BLOG

カフェイン依存性

2013.04.27 [ 齋藤 健太郎 ]

我が事務所では弁護士はよくコーヒーを飲みます。
こだわり派の小西弁護士がわざわざ豆から挽いてくれるんです。
毎日ゴリゴリやってます。

カフェインは疲れているときには注意力を高めたり短期記憶を向上させる作用があるようですがこれも一種の薬物依存で、なんだか無償に飲みたくて仕方がなくなります。飲むと妙に気持ちが落ち着いたりして。

現代社会はいったいどれくらいのカフェインを消費しているんでしょうか。
長時間労働がなく運転などの危険なものがなければカフェインもそんなにいらなくなるんでしょうね。
我々の仕事も高い緊張と長時間の労働が必要ですからカフェインは欠かせない薬物になってるのかもしれません・・・。

大阪高裁に行ってきました。

2013.04.11 [ 齋藤 健太郎 ]

結構長いこと担当している大阪の事件の控訴審の第1回期日に出頭してきました。

大阪は,高裁が別館にあるのを知らずに,少し迷ってしまいました。
やはり大阪は暖かかったです。桜もすでに散りかけていました。

写真は,大阪市役所の向かいにある図書館です。とても素晴らしい建物でした。札幌にはないですよね・・・。
librery.JPG

交通事故の解決事例1

2013.04.08 [ 齋藤 健太郎 ]

昨年末に和解により解決した交通事故の事案についてご報告させて頂きます。

依頼者の方は,事故後に,首と腰にかなり強い症状を訴えており,長期間の通院をされていました。また,それだけではなく,眼の運動異常も生じており,日常生活に大変不都合を感じておられました。

自賠責に後遺障害の申請をして,その結果,14級に該当するとされ,75万円を受領しました。
そして,保険会社からの賠償の提案は,14級を前提として,約160万円を支払うというものでしたが,実際の被害状況からは到底納得がいくものではありませんでした。

その後,首で12級,腰で12級で併合11級として訴えを提起しました。
相手からは,14級相当とする医師の意見書などが出されましたが,裁判官に,その意見書を踏まえても11級が相当であるということを理解してもらい,700万円で和解することが出来ました。過失相殺やその他素因減額などがあったために,若干金額は下がりましたが,依頼者の方にとっては望ましい解決だったのではないかと思います。

自賠責の後遺障害認定は,経年変性がある患者さんに,それを原因として強い神経症状が出ている場合には,12級としては認定しない傾向があります。その場合には異議申立などをしても認められる可能性はかなり低いです。
しかし,MRI上も確認できる器質的原因によって,事故前になかった症状が事故後に生じたのであれば,14級とは出来ないはずです。今回の例は,そのような事例の場合,裁判手続の方が,より適切な解決が出来る場合があることを示す好例といえます。

北海道で更生と再犯防止を考える会」で講演をしました。

2013.04.08 [ 齋藤 健太郎 ]

少し前になりますが,平成25年3月16日に,「北海道で更生と再犯防止を考える会」において,「精神科病院における退院請求及びその審査の現状について」というテーマで講演をさせて頂きました。
病院の精神科ソーシャルワーカー(PSW)の方,精神障害のある方の家族会の方,自助グループの方などがお越しになられていました。

現在,札幌市の精神医療審査会の法律家委員を務めておりますので,その立場から日頃感じることをお伝えしました。なぜ精神科医療においては,強制入院というものが認められているのか,憲法で認められている人身の自由等の基本的人権との関係をどう考えるのか,退院すべきなのに行く場所がないいわゆる社会的入院をどう考えるのか・・・など難しい問題があります。私もわかりやすい答えを提示出来るわけではありませんが,問題意識はお伝え出来たのではないかと思います。

講演をさせて頂くということは改めて自分の考え方を整理することでもあり,大変勉強になりますね。

 | 1 | 

ページ上部へ