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苦情の電話

2016.06.15 [ 小西 政広 ]

東京都に苦情の電話が3万件超殺到しているようです。

矢口真里がCMに復帰すると,その会社に苦情の電話が殺到したため,CMの放送をやめたみたいです。

ものすごいたくさんの人が電話してるんだろうなと思いますが,「昨日苦情の電話しちゃったよ〜」という人に出会ったことがありません。

みなさん隠しているんでしょうか。

銃乱射テロ

2016.06.14 [ 齋藤 健太郎 ]

アメリカのフロリダで50人以上が銃乱射で殺される事件が起きました。

テロというと爆弾というイメージが強いのですが、今回は銃によるものでした。
しかもアメリカの銃乱射事件では最悪の結果だということです。
銃乱射によるテロは爆弾よりも準備がしやすく、組織的な関与が少なくてすむのではないでしょうか。特にアメリカのように銃の所持が認められているとなおさらやりやすいですよね。

日本は平和で安全な国です。
しかし、今後はこのテロ戦争に巻き込まれていくかもしれません。
ISISも日本のような安全だと思われている国で事件を起こす方がインパクトが強いと思うかもしれません。

トランプ様が日本との同盟を見直して兵を撤退させる可能性を示唆しているようですが、アメリカと共に生きるということはテロの対象になるということでもあります。
平和な国を保つために最良の選択をしたいものです。

高齢者デー

2016.06.14 [ 齋藤 健太郎 ]

今日は高齢者デーでした。

朝から保佐人をしているおじいちゃんに会ってきました。
腰椎の圧迫骨折をしてから食欲が落ちて元気がなくなってるというので様子やわ見に行きました。

昼からは高齢者・障害者の電話相談でしたが、全員高齢者の方でした。
こわい隣人に苦しめられている方もいました。
お金を貸して返してもらえない方もいました。
銀行にお金を盗られてると訴える方もいました。
耳が遠くて話が成り立たない方もいました。
ちょっとした消費者被害を受けた方もいました。
あまりお役に立てなかった気がします。

夜に実家に少し親の顔を見に行ったら、父が左足が治ったら今度は右足が痛くなったとのこと。
老いには誰も勝てませんね。
私もいつか高齢者・・・まあそれまで生きていればですがね。

ビタミン

2016.06.11 [ 神村 岡 ]

先日,食と健康に関するセミナーを聴く機会がありました。
講師は,株式会社ウェルネスプランニング札幌の小松さんで,色々なところに引っ張りだこの人気講師だそうです。
実際,お話はとても面白かったです。

セミナーの中で,ビタミンの働きについてのお話があり,なるほどと思ったのでほんの少し紹介させていただきます(自分で後から調べた内容も含まれています)。

ビタミンには色々な種類がありますが,その中でもビタミンB1,B2,B6が重要です。
ビタミンCも必要な栄養素ですが,ほかの3つに比べれば重要性は低いというか,あまり意識して摂る必要はないようです。
全て書くと大変なので,ビタミンB1に絞っておきます。

ビタミンB1は,糖質がエネルギーに変わるときに必要な栄養素です。
ビタミンB1を含む食品は様々ですが,豚肉,うなぎ,玄米等に多く含まれています。
うなぎを食べると元気が出るのには理由があったのですね(B1だけが元気になる理由ではないかもしれませんが)。

ビタミンB1が不足すると,糖質が上手くエネルギーに変わってくれません。
ですから,ご飯などの炭水化物をしっかり食べても,ビタミンB1が不足していると,いまいち調子が上がらない,だるいということになってしまいます。

ビタミンB1は,海苔や昆布にも多く含まれているようです。
ですから,ただの塩おにぎりよりは,海苔で巻いて昆布をいれたおにぎりを食べた方が,よりエネルギーが湧いてくるということになるのでしょう。
因みに,たらこ,すじこ,鰹節も,ビタミンB1を多く含んでいます。
定番のおにぎりの具には栄養学的な合理性があるのですね。

セミナーを聴いて,私も普段からもう少し栄養面を意識してみようかと思いました。

ただし,私の場合夜更かしをして翌日に響くことが多いので,まずはそちらを改善すべきかもしれません。
今日もそろそろ寝なければ・・・

ブログが手抜き!?

2016.06.08 [ 小西 政広 ]

齋藤に言われました。

同業者から,コニシのブログが手抜き過ぎてひどいとよく言われると。

誰がそんなことをいっているんだと問い詰めても教えてくれませんでした。

真偽はどうあれ返す言葉はありません。

芸能人のブログはかなり短いですよね。写真があったりするから読み手はそれで満足するんでしょうか。

そもそも芸能人とコニシは違いますね。

弁護士のブログなんだからしっかり読み応えのあるものを作れということでしょうか。

札幌の弁護士に注目されてるわけですからね。

また下らないことを書いてしまった。







じゃあの。

法的評価もロクにできないヤメ検について

2016.06.07 [ 齋藤 健太郎 ]

どうも予言者の齋藤です。

この度,以下のブログにて,ヤメ検が選ばれて適当に事を治めると予言していたところ,そのとおりになりました。

特にここのところ素晴らしいですね。
問題はないとは言えないけど,そこまで悪いところはないよと言ってくれれば,どうにかなるんじゃないか」

これは桝添さんのお気持ちを代弁したものでしたが,今回の調査結果は,「不適切だが違法ではない」ということの繰り返しであり,まさにこのとおりでした。

しかし,何より素晴らしいのはヤメ検の方の法的考察の深さでしょう。

政治資金規正法の虚偽記載にならないのかという記者の問いとヤメ検さん達の以下のやり取りを見てみましょう。

--飲食費や宿泊費について、是正の必要があるということは、虚偽記載にあたると認定することはできないのか

森本氏「飲食については、家族抜きで政治活動の一環として利用したと認められるときのみ適切であると判断いたしました。それ以外は不適切という認定をしました」

なるほど〜。
「家族抜きで政治活動の一環として利用したと認められるときのみ適切である」というのは,家族つきの場合の飲食費を会議費にしたら虚偽記載で違法ということですね。
え?違法じゃない?不適切?
記者は,違法かどうかを聞いているんですが・・・。

そこで大御所がフォロー。

佐々木氏「補足しますと、虚偽記載ではないかとの指摘ですが、きちんと不適切なものも(政治資金収支報告書に)書いたからこそ、皆さんが今、適切かどうかの判断ができているわけです。そういう意味では虚偽記載ではないと思います」

「きちんと不適切なものも書いたから・・・虚偽記載ではない」
なるほど〜。
政治資金のために使おうが使うまいが,日付とか場所とか金額とかちゃんと書いとけばそれで十分なのか〜。
って,んなわけあるかい。

問題は,「この支出は政治資金ですよ」という趣旨で,会議費として記載したものが,実際には会議費ではなかった場合には虚偽記載になるのではないかという重大な疑問です。
その点について,法律家として,自らの法解釈を明確に示すのが,最低限の職責ではないでしょうか。
たしかに政治資金規正法は,支出の適否については規制しておらず,異なる観点からの規制であるということはいえるでしょう。しかしそうであれば,その観点からの解釈を説明すべきだと思います。
なぜ虚偽記載にならないのかについて,屁理屈のようなもので逃げ切る姿勢は,法律家全ての信頼を失わせます。
今後,誰一人,第三者的な弁護士の調査結果を信じなくなるでしょう。

正しいことを正しいと言うのが本当に難しい世の中になりました。
否,もともと世の中というのはそういうものなのかもしれません。
それにしても,何かとヤメ検なのはどうしてなのかなあ・・・。

なんとかダイエット

2016.06.06 [ 齋藤 健太郎 ]

世の中にはいつの時代でも詐欺はなくなりませんが,それと同じようになくならないものがあります。

たとえば健康食品とか健康飲料。
身体にいいというので流行りますがその効果はわかりやすいものではないので,効果があったともないともいえない。だから気持ち次第で,効果があったような気分になって元気になる。いわゆるプラセボ効果が主体ではないかといつも感じています。
栄養ドリンクもおそらくはカフェインの効果がかなり大きくてそれによる興奮作用で,元気になるだけじゃないかとか・・・。
コンドロイチンを摂取したところで,ただアミノ酸に分解されてしまうだけで意味ないんじゃないかとか・・・。

そういう私も,実は健康オタクで,いつも何を食べたら健康にいいかとか,何が身体に悪いかとかいつも調べているような人間ですので,あまり人のことは言えません。
しかし,サプリやドリンクではなくて,何を食べるかが健康のために本当に大事だと思っています。
日本人が長寿なのは間違いなく食生活のおかげでしょう。
少なくとも,昔の人間はこんなに心筋梗塞や脳梗塞にはなっていなかったし,糖尿病にもなっていなかったと思います。
最近見たドキュメンタリーでは,昔は虫歯もなかったということです。
糖分がミュータンス菌をはびこらせてしまったのです。

同じような話ですが,「〜ダイエット」というのがあって,一時的に流行るのですが,気がつけば忘れられていますよね。
私の記憶では,昔「りんごダイエット」とか「卵ダイエット」というのがありました。ひたすらその食品ばかりを食べるというものですね。
特に卵ダイエットは知り合いのおばさんがこれで痩せたとか痩せなかったとかで,うちの両親も一時期卵ばっかり食べていたという思い出深いものですね。
今では皆様ダイエットする気力すら失いつつあります。

最近よく「糖質制限ダイエット」という言葉を聞きます。
全然詳しいことは調べずに,適当なことを言わせてもらいますが,糖質制限って,甘い物とか炭水化物を食べないという当たり前の話なんじゃないでしょうか。
意外と肉や脂のカロリーは高くなくて,糖分の影響が大きいというのは前から言われていることですし,いまさら糖質制限って言われても私は憤りを感じるのです。

なぜかといえば・・・糖質は人間の身体,特に脳にとって極めて重要なエネルギーだから・・・ではなく,
白いご飯が食べたいからです!
白いご飯が大好きで大好きでたまらないからです!
ご飯なしの人生なんて価値がありません。
白米なしのカレーとか意味ありますか?

そんなこと言われなくたってわかっているんですよ。

糖質制限とか言わなくても,以下のルールで十分ではないでしょうか。
1 ジュースは飲まない。
2 間食しない。お菓子食べない。アイス食べない。
3 ランチはご飯・パスタの大盛りしない。
4 コーヒーに砂糖は入れない。
5 ご飯のおかわりは1杯まで(夕飯のみ。たまに2杯)。

おかげさまで上記のルールを守った結果,徐々に増量し,北海道マラソンからすでに5kg近く増えました。
皆様方におかれましては白米を大量摂取する場合には,上記のルールに加えて適度な運動を加えることをお勧めします。

追記:6/7 13:35
当職はお腹が空いてしまい,トムヤムクンカップヌードルを食してしまいました。
上記のルールには
6 深夜に食事しない。
を付け加えて頂けると幸いです。

花押は印ではないのだそうだ

2016.06.04 [ 齋藤 健太郎 ]

齋藤健太郎のブログを楽しみにしてくれている皆様。ご無沙汰しております。
今月はブログ強化月間となりますので,おたのしみに。

さて,面白い最高裁判決がありました。
琉球王国の名家の末裔にあたる沖縄県の男性が,2003年7月に85歳で死亡する2ヶ月前に,遺言書を作成し,その際に署名のあとに普通の印ではなく,花押を記していたという事案です。

自筆証書遺言という,自分で書いた遺言の場合には,
1 全文・日付・署名を全て自筆で記載し,
2 印をしなければならない
ということになっています。
たまに,印字したものに押印している遺言書が出てくることがありますが,それは無効です。
また,日付がないだけで,遺言としては無効ですし,印鑑を押し忘れても無効です。

第1審,第2審では,花押は認め印よりも偽造しにくいという理由で,印にあたるとされたようです。
しかし,最高裁では,花押は印ではないということで,この遺言は無効とされました。

それにしても,2003年に亡くなったということなので,13年もの間,相続問題が解決しないままでいるということになります。兄弟がこの遺言のせいでずっと争い続けているというのは親にとって耐えがたいことでしょうね。

自筆証書遺言を無効にしてしまうことは,亡くなった人の意思がはっきりしているのに,ルールはルールだという理由でその意思を無視しても良いのかという大きな問題があります。
第1審,第2審の裁判官は,そのような観点から,どうにか「印」といえるのなら有効にしようという考えが働いたのだと思います。

でも,この「印」というのは,実はさほど偽造を防ぐという機能がありません。
皆さんは,実印じゃなければ駄目だろうと思うかもしれませんが,全くそんなことはありません。
たまに遺言の講演などで話すのですが,たとえばイモで,適当なもの(たぶん豚の絵でも大丈夫)を彫って,それを押せば「印」になると思われます。
インクや朱肉などで,何らかのものを押すことによって,その印影を紙に写し取るものということがいえれば印といっていいでしょう。
果たして,そのような「印」というのがどれほどの意味を持つのでしょうか?
最高裁判例においては,拇印を印として認めたものもあります。
拇印は,厳密には,新たに印影を彫り取ったものではないので,印といえるかは微妙ですが,やはり有効にすべきという判断が働いたのだと思われます。

しかし,花押の場合には,印というよりはやはりサインというべきですので,少しルールから外れる度合いが大きく,「印」というのはやはり無理があります。認め印どころか芋版でも印なのに,伝統ある花押は印ではないというのは何とも残念です。
本人の意思を無視しても,ルールはルールだということには,大きな違和感がありますが,やはり法律解釈というのはそういう限界があるのだということなのでしょうね。

琉球王国の末裔の遺産というのがどの程度のものかわかりませんが,まあ,取り分がゼロになるというわけではなく,法定相続分通りにもらえるので,問題性は少ないでしょう。
なお,生前に財産をもらうということを受け取る人が承諾していたのであれば,遺言が無効でも,「死因贈与」であるということで救済される余地がありますが,本件ではそれも難しかったのでしょうね。

皆さん,遺言は必ず公正証書遺言にしましょう。
そうしない場合でも,弁護士に相談しておきましょう。

奇跡の生還

2016.06.04 [ 神村 岡 ]

6日も前に置き去りにされてからずっと行方不明だった男の子が,今朝無事に発見されました。

ここ数日気になってニュースを毎日見ていましたが,全く手がかりが見つからず,また,悪天候の上に気温も低下していましたので,正直なところ最悪の事態も想定しなければならないなと思っていました。

そのような状況での突然の一報でしたから,驚くと同時にとてもうれしく,ほっとしました。

家族の喜びはいかばかりだったかと思います。

行方不明になった当日の夜から,雨風をしのげて水道もマットレスもある自衛隊の施設にいたというのは,奇跡の生還のための重要な要素だったのでしょう。

そもそも山林に分け入っていかなければ行方不明にはなっていなかったとは思いますが,その後はほぼ最善の選択をしたといえるのではないでしょうか。

無事に生還できて本当に良かったです。

刑事事件の環境調整

2016.06.01 [ 小西 政広 ]

弁護人として刑事事件を取り扱う場合,被告人の更正のために,裁判後の被告人を受け入れる社会の受け皿を工夫することがあります。

しかしこれがなかなか上手くいきません。

裁判の直後くらいは良くても,継続しないのです。

結局他人に用意された受け皿では本人にフィットしづらいのか,受け皿の作り込みが甘いのか,よくわかりませんが難しいです。

他人の人生に手を加えようとすることがいかに難しいか,考えさせられています。

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