2014.10.25 [ 神村 岡 ]

札幌の社会人リーグに限った話ですが,最近ルールの改正がありました。

アイスホッケーには,アイシングというルールがあります。
端的にいうと,中央よりも手前からパックを相手陣地に放り込んだらプレーが止められて自陣からリスタートすることになるというものです。

アイスホッケーのの競技において,スケートリンクは縦に3つに分けられます。味方チームから見ると,味方チームのゴールのある方から順に,ディフェンディングゾーン,ニュートラルゾーン,アタッキングゾーンです。
そして,ちょうど真ん中のラインがセンターライン,ゴールがあるラインがゴールラインです。

センターラインの手前から,アタッキングゾーンに向けてパックを放り込み,それが誰にもふれずに相手のゴールラインを越えると,アイシングが成立します。アイシングが成立するとプレーが止められ,ディフェンディングゾーンに戻ってフェイスオフで再開されることになります。

これまでは,以上のような単純な話だったのですが,今回の改正によって,放り込まれたパックがゴールラインを越えても,攻撃側(放り込んだ方)がそのパックに先に触りそうであればアイシングにはならない,ということになりました。

これまでにも細かなルール改正はありましたが,これはなかなかインパクトのあるルール改正です。

この改正によって,ディフェンスがパックをアタッキングゾーンに放り込んで,フォワードが走ってそれを奪いに行くという作戦が成立することになります。アイスホッケーにもオフサイドがあるため,フォワードがパックが放り込まれる前にアタッキングゾーンで待っているということはできないのですが,とりあえずフォワードが頑張って走れば何とかなるという要素が強まってしまいました。

私の今のポジションはフォワード(レフトウィング)なので,運動不足の体にむち打って走らざるをえない場面が増えそうです。