2015.01.24 [ 神村 岡 ]

昨日,診断協会北海道の実践的企業再生研究会が主催する,企業再生に関するセミナーが開催されました。

内容としては,中小企業診断士が企業の再生に取り組む際の姿勢や具体的な取り組み方,診断士が企業再生に携わった具体的事例の報告などで,金融機関や中小企業の支援機関の方が多数参加されました。

セミナーの内容として印象に残った点があります。

それは,中小企業に対して支援する際,内容的に正しいアドバイスをしても,結局それが実践されなければ意味がないという点です。

中小企業には,人材や資金の面で制約があります。

これをやれば上手くいくという提案をしても,それを担えるだけの人材がいなかったり,実行するだけの資金が十分になかったりすれば,結局は何にもなりません。

当たり前のことではありますが,専門家がアドバイスをする際に見落としがちなことではないかと思います。

企業を深く知らなければ,その企業に合ったアドバイスはできないということですね。