2015.06.06 [ 神村 岡 ]

6月1日に改正道路交通法が施行されましたが,それによって,自転車を運転する際のルール違反に対する罰則が厳しくなりました。

どのように厳しくなったかというと,一定の危険な運転行為を3年以内に2回行うと,講習を受講しなければならないということになりました。講習の受講にはお金がかかりますし,受講しないと5万円の罰金が科されます。

改正法の施行に合わせて,最近自転車の運転について取締が強化されているようですので,具体的に何が違反なのか改めて調べてみました。

例えば,イヤホンで音楽を聴きながら自転車を運転してもよいでしょうか。

このような細かいルールは都道府県毎の規則に委ねられていますが,北海道の場合,以下のように定められています。

高音でカーラジオ等を聴き、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽を聴く など安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で、車両を運転 しないこと。 」

これによると,イヤホンやヘッドホンを使用して音楽を聴く行為が,安全な運転に必要な音が聞こえない状態の一例として挙げられています。

しかし,この規定だけからは,イヤホン等を使用することが直ちに違反になるのか,それともイヤホン等を使用したことで必要な音が聞こえない状態になって初めて違反になるのか,よくわかりません。

いずれにしても,イヤホンで音楽などを聴いていれば周りの音が聞こえづらくなるはずです。安全のことを考えると,自転車の運転中はイヤホンを使わないのが無難でしょう。