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神村 岡弁護士ブログ

黒七味

2015.10.30 [ 神村 岡 ]

先日、ロッテリアがポテトの味に使った「京都黒七味風味」という名前が、京都の原了郭という会社の「黒七味」という商標を侵害していたというニュースが流れていました。

ロッテリアは指摘を受けてすぐに販売を中止したようです。

特許庁の検索システムであるJ-PlatPatで「クロシチミ」の呼称で商標を検索してみると、確かに原了郭の「黒七味」という商標が出てきます。
ロッテリアはなぜ一瞬でできる確認作業を怠ってしまったのでしょうか。

因みに、原了郭の黒七味の指定商品は七味とうがらしですので、七味とうがらし以外に黒七味という名称を用いても原了郭の商標権は侵害しません。

とはいえ、七味とうがらし以外には黒七味という名称は使用されないでしょうね。

インドの若き実業家

2015.10.24 [ 神村 岡 ]

先日,21歳ながらインドで最も大きなホテルネットワークを経営する実業家のことを知りました。

彼はAgarwalと言います。日本語でいうとアガーワルでしょうか。

アガーワルが経営する会社は,ホテルのマネジメントを手がけています。
ホテルを所有するのではなく,他社所有のホテルをマネジメントするのです。

彼がこのビジネスに気づいたのは,彼が夜に家を閉め出され,仕方なく近くのホテルに宿泊したことがきっかけでした。

彼がそのときに泊まったホテルは,受付の人が寝ている,カーペットがやぶけている,バスルームでは漏水が発生しているというひどい状況でした。
それを見た彼は,がっかりするのではなく,これはビジネスチャンスだと思ったそうです。

つまり,快適とはいいがたいホテルが多いのであれば,良いサービス,施設を提供すればいいではないかという発想です。

彼はまだ21歳であって,彼の会社の中では最も若く,特別マネジメントの知識,能力があったわけではありません。
しかし,物事を見る目と柔軟な発想によってビジネスチャンスをものにしたのです。

すばらしいですね。

iPhoneの画面割れ

2015.10.17 [ 神村 岡 ]

私は昨年からiPhoneを使っているのですが,先日胸ポケットから落としたときに,とうとう表面のガラスが割れてしまいました。

ひび割れはごく一部だけでしたので,そのままでも使える状態でしたが,割れた状態にしておくのは危ないですし,みっともないので修理してもらうことにしました。

アップルストアで修理してもらえるというので,直すなら正規店でと考えてショップに電話したところ,ネット経由の修理予約はかなり先まで埋まっているため,来店して当日枠で申し込んだ方が早いとのことでした。
そこで,開店して間もない時間をねらって直接ショップに行ってきました。

開店から20分後くらいに行ったところ(出遅れました),既に10数名先約がある状態で(iPhone6は割れすぎです),今受け付けた場合は11時15分に再度来店してもらえれば修理対応できるということでした(まさかの時間指定です)。

11時15分はちょうど予定が入っていましたので,仕方なく諦めました。
そこで,別の日にしようと思いましたが,午前中から昼頃まで予定が空いていてアップルの時間指定に対応することができそうな日がしばらくありません。

そこで,仕方なく割れたiPhoneでネット検索して非正規の修理店を探したところ,修理店がかなりの数存在することがわかり,最寄りの店に行ってすんなり直してもらいました。
安くはありませんでしたが,正規店で直すのとほとんど変わらない金額でした。

割れすぎるiPhoneによって,ひとつのビジネスが成立しているのだなと思いました。

ディーゼル不正

2015.10.09 [ 神村 岡 ]

先日,フォルクスワーゲンがディーゼル車の排ガス規制をクリアするために不正なソフトウェアを車に使っていたという,結構衝撃的なニュースが流れていました。

フォルクスワーゲンのディーゼル車は日本では最近発売されたようですから,いち早くフォルクスワーゲンのディーゼル車を購入してしまい,トラブルの渦中にいる方もいることでしょう。

日本の排ガス規制はアメリカに比べればかなり緩いようですが,おそらく,日本で発売されているディーゼル車にも同様の不正ソフトウェアが使われていたのではないでしょうか。

不正ソフトウェアを使っていた車は排ガス規制を満たしていないということになるでしょうから,修理が必要です。
この点については,リコールが予定されているとのことですから,無償で何とかしてもらえると思います。

ただし,修理を受けられればそれで良いというものではありません。
排ガス規制を満たすように修理すれば,その他の走行性能とか,燃費とかを犠牲にすることになります。
その分車の価値は下がりますから,補償してもらうべきでしょう。

フォルクスワーゲン側からの一定の補償の提示はあるかもしれませんが,それで納得できるかどうか。

納得できる提示でなければ,日本でも訴訟問題になるでしょう。

博多にて

2015.10.03 [ 神村 岡 ]

出張で九州に来ています。

仕事が終わったときには夕方でしたので,そのまま博多のホテルに宿泊しています。

そういうわけで,早速博多ラーメンをいただきました。

食べてみて,かなり癖があるなと思いました。
博多風のラーメンは札幌でも食べたことがありますが,あまり癖はなく違和感なく食べられる味でした。しかし,それは違う土地の客が親しみ易いように味を調整をした結果かもしれません。
本場の博多ラーメンは別物です。

以前にも,かなり前ですが博多の屋台で食べたことはありましたが,札幌の博多風ラーメンの影響からか,癖のある印象は薄らいでしまっていたようです。

癖があると思いつつも,私はおいしくいただきましたが,後から来た客は,「すみません,新潟から来たんですがちょっと・・・すみません」と言ってほとんど残して帰っていました。

福岡まで来てラーメンが食べられないというのも寂しいですね。

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