2015.10.09 [ 神村 岡 ]
先日,フォルクスワーゲンがディーゼル車の排ガス規制をクリアするために不正なソフトウェアを車に使っていたという,結構衝撃的なニュースが流れていました。
フォルクスワーゲンのディーゼル車は日本では最近発売されたようですから,いち早くフォルクスワーゲンのディーゼル車を購入してしまい,トラブルの渦中にいる方もいることでしょう。
日本の排ガス規制はアメリカに比べればかなり緩いようですが,おそらく,日本で発売されているディーゼル車にも同様の不正ソフトウェアが使われていたのではないでしょうか。
不正ソフトウェアを使っていた車は排ガス規制を満たしていないということになるでしょうから,修理が必要です。
この点については,リコールが予定されているとのことですから,無償で何とかしてもらえると思います。
ただし,修理を受けられればそれで良いというものではありません。
排ガス規制を満たすように修理すれば,その他の走行性能とか,燃費とかを犠牲にすることになります。
その分車の価値は下がりますから,補償してもらうべきでしょう。
フォルクスワーゲン側からの一定の補償の提示はあるかもしれませんが,それで納得できるかどうか。
納得できる提示でなければ,日本でも訴訟問題になるでしょう。