2015.10.24 [ 神村 岡 ]

先日,21歳ながらインドで最も大きなホテルネットワークを経営する実業家のことを知りました。

彼はAgarwalと言います。日本語でいうとアガーワルでしょうか。

アガーワルが経営する会社は,ホテルのマネジメントを手がけています。
ホテルを所有するのではなく,他社所有のホテルをマネジメントするのです。

彼がこのビジネスに気づいたのは,彼が夜に家を閉め出され,仕方なく近くのホテルに宿泊したことがきっかけでした。

彼がそのときに泊まったホテルは,受付の人が寝ている,カーペットがやぶけている,バスルームでは漏水が発生しているというひどい状況でした。
それを見た彼は,がっかりするのではなく,これはビジネスチャンスだと思ったそうです。

つまり,快適とはいいがたいホテルが多いのであれば,良いサービス,施設を提供すればいいではないかという発想です。

彼はまだ21歳であって,彼の会社の中では最も若く,特別マネジメントの知識,能力があったわけではありません。
しかし,物事を見る目と柔軟な発想によってビジネスチャンスをものにしたのです。

すばらしいですね。