2016.09.17 [ 神村 岡 ]

自動車保険のメニューの一つとして,車両保険があります。

車が破損した際にその修理費用が出ますので,高額の修理費用がかかる場合にはかなり助かる保険です。

また,基本的には過失の有無にかかわらず支払われますので,事故の相手方からもらえる賠償額より高額の保険金をもらえるケースが少なくありません。
例えば,過失があればその分相手方からの賠償金は減額されますし,修理費用が車の価値を上回る場合には相手方からは車の価値相当額しか支払われませんので,車両保険金の金額の方が高額になります。

相手方との間の話合いが長引き,賠償額が決まらない場合にも,車両保険に入っていればすぐに修理費用相当額の保険金を受け取ることができます。

ただし,車両保険を使えば等級があがり,保険料が高くなってしまいますので,ごく低額な修理費用で済む場合には,使わない方が良いということもあるでしょう。

また,車両保険には保険金額(保険金の限度額)がありますので,修理費用がその金額を超える場合,修理費用全額を受け取ることはできません。

ともあれ,車両保険もしっかりかけておいた方が良いです。