2016.09.24 [ 神村 岡 ]

先日,婦人科のクリニックのオーナーの方とお話しする機会があり,乳がん検診の話になりました。

乳がんの検診はまずマンモグラフィを行います。
マンモグラフィでは,異常があると白い影として確認できるようですが,乳腺の濃度が高く脂肪の割合が高い高濃度乳腺の方の場合は,脂肪によって全体的に白く見えてしまいます。

そのため,異常があってもわからないという場合も当然あることになりますが,自治体によっては,高濃度乳腺のため異常が確認できなかった場合でも,単純に異常なしとして通知することになっているようで,札幌市もどうやらそのようなのです。

これではせっかく検診を受けても,異常があるのを見過ごすことになりかねません。

自治体の検診を受ける方は十分にご注意ください。

なお,先ほどのオーナー曰く,月に1度の定期的なセルフチェックが乳がんの早期発見には有効だそうです。