2017.01.20 [ 神村 岡 ]

本日,北海道中小企業診断協会の実践的企業再生研究会が主催した,中小企業の支援機関向けのセミナーが開催されました。

実践的企業再生研究会には私も所属しており,定期的に勉強会を開いたり,実際に企業の経営改善支援に当たったりしています。

セミナーの内容は,建設業における経営改善支援,研究会所属の診断士の体験談,モニタリングの際の注意事項といったところです。

モニタリングとは,経営改善支援計画が金融機関に承認された後,経営改善をしていくための具体的な行動計画(アクションプランといっています。)にしたがって経営改善がなされているかどうかを,診断士等の支援者が定期的にチェックすることをいいます。

目標としてた数値を達成できているかどうかを確認するのは当然ですが,仮に達成できていたとしても,それがたまたま達成されたものなのか,アクションプランどおりにやるべきことをやって達成されたものなのかでは全く意味が違います。
また,数値が達成できていなければ,その原因と対策を経営者と共に改めて検討することになります。
様子を見て,アクションプランの見直しも必要になってきます。

診断士としては,このように様々な点に注意してモニタリングを継続していくことになります。

診断士は経営を改善するための様々な引出しを持っていますので,是非活用していただきたいと思います。