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神村 岡弁護士ブログ

印鑑証明書

2017.03.25 [ 神村 岡 ]

先日,印鑑証明書が必要になり,久しぶりに区役所に印鑑証明書の申請に行きました。

次の予定があったため,10分くらいでなんとか発行を受けられないかななどと考えながら区役所に入ると,あまり見たことがないくらいの大混雑。

番号札を引きましたが,60人待ちとかいうことで,自分の考えの甘さを思い知りました。
ちょうど転入・転出の時期で,おそらく年間を通じてピークではないでしょうか。同じく待っていた人の中には,駐車場に入るのに数十分待ったという人もいました。

そのような状況でしたので待つのは諦め,次の予定を先に済ませました。

40分ほど経過して区役所に戻ると,私の番号はまだまだ先です。
仕方なく英語の勉強をしたりしながら待ち,結局1時間ほど経過した頃に番号を呼ばれました。

何事も人出のピークはできるだけ避けた方が良いですね。

年度末効果

2017.03.18 [ 神村 岡 ]

まもなく新年度を迎えますが,弁護士にとっては,この年度替わりの時期は事件が解決する時期でもあります。

会社によっては,様々な事情で年度内に訴訟などの紛争を解決したいと考えることもあるからです。

そのため,長く続けてきた訴訟がこの時期に解決することが多いのです。

もちろん,不利な形での和解の提案であれば見送りますが,有利な和解条件を引き出せることもあります。

裁判所も年度内に事件を終わらせたがります。

特に,転勤を控えている裁判官は,自分がいる間に終わらせたいと考える傾向があります。
裁判官の動きによって事件が解決の方向に向かうこともあるのです。

少し慌ただしくなりますが,良い形で和解を成立させることができると嬉しいものです。

逆転無罪

2017.03.11 [ 神村 岡 ]

3月10日,窃盗罪に問われた煙石さんという元アナウンサーの方について,最高裁判所が無罪の判決を出しました。

先日のブログでも書いたとおりですが,煙石さんは他の客が記帳台に置き忘れた封筒の中から現金を抜き取って盗んだという罪に問われていて,第1審と第2審では有罪とされましたが,煙石さんは一貫して無罪を訴えていました。

最高裁は,煙石さんが現金を封筒から抜き取ったところが防犯カメラに写っていないこと,現金が入っていたとする女性の証言に高い信用性があるとはいえないことから,煙石さんが現金入りの封筒を盗んだとするには合理的な疑いが残ると判断しました。

結局,封筒に現金が入っていたという点に十分な証拠がなかったということになります。

地裁や高裁の判決,弁護人や煙石さん本人が書いた上告趣意書などが,「煙石博さんの無罪を勝ち取る会」のHPにアップされています。
高裁の判決だけを見ると,封筒に現金が入っていたことについてそれなりに詳細な検討を加えていて,合理的な判断をしているようにも思えるのですが,他方で,上告趣意書を見ると高裁の判断が一面的であることがわかります。

ブログの中で高裁判決や上告趣意書の骨子を書こうかとも思いましたが,簡単にはまとめられそうにないため断念します。興味のおありの方は上記HPから直接見てみてください。

なお,先日のブログで,仮に有罪だった場合に占有離脱物横領罪に該当する可能性も指摘しましたが,判決等の中で触れられている事実経過を見ると,犯行があったとされる当時被害者は5メートル程度しか離れていなかったようですので,その可能性は否定できます。

三角山放送局に行ってきました

2017.03.04 [ 神村 岡 ]

ラジオの収録のため,三角山放送局に行ってきました。

JR琴似駅の北口にあるレンガ造りの建物で,琴似の留置場に行くのによく前を通っていましたが,ラジオの放送局だったというのを初めて知りました。

今回収録した番組は,札幌弁護士会が提供している「札幌弁護士会の知恵袋」という,札幌弁護士会所属の弁護士が週替わりで色々なテーマについて話すという番組です。

毎週火曜日の午前9時15分から放送されています。

3月は医療事故がテーマです。

私は,先日もブログでご紹介させていただいた医療事故調査制度について話をさせていただきました。

私の回の放送は3月28日(火)午前9時15分からです。
なかなかラジオを聞くような時間ではないのですが,お時間のある方は是非聞いてみていただければと思います。

放送後は同局のホームページにスクリプト(台本)もアップされる予定です。

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