2017.03.18 [ 神村 岡 ]

まもなく新年度を迎えますが,弁護士にとっては,この年度替わりの時期は事件が解決する時期でもあります。

会社によっては,様々な事情で年度内に訴訟などの紛争を解決したいと考えることもあるからです。

そのため,長く続けてきた訴訟がこの時期に解決することが多いのです。

もちろん,不利な形での和解の提案であれば見送りますが,有利な和解条件を引き出せることもあります。

裁判所も年度内に事件を終わらせたがります。

特に,転勤を控えている裁判官は,自分がいる間に終わらせたいと考える傾向があります。
裁判官の動きによって事件が解決の方向に向かうこともあるのです。

少し慌ただしくなりますが,良い形で和解を成立させることができると嬉しいものです。