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小西 政広弁護士ブログ

後遺症はありません。

2014.08.27 [ 小西 政広 ]

交通事故に遭われた方が,医師からそう言われたそうです。

しかし,手術をした関節は事故から2年たっても時折痛むし,痛みで目が覚めることもある,とのこと。

医師から「後遺症がない」といわれたものだから,そういうものなのかと思い,それを加害者の保険会社にそのまま伝え,後遺症がない前提で示談金の提案がされていました。その額約100万円。

その段階で,私にご相談されました。

病院からカルテを取り寄せると,後遺症の認定がされるかもしれないな,と思う記述がチラホラあり。

自賠責保険会社に直接,後遺障害の認定申請をすると,14等級中の12級の後遺障害が認定されました。

これにより,ご相談者の得られる賠償額は,当初提案額の何倍にもなります。


医師の見解と裁判実務とでは,「後遺症」の捉え方がやや異なるのかもしれません。

医師から「後遺症がない」と言われても,損害賠償の観点から見る後遺障害はあるという判断がでることもあるのです。

交通事故と負傷との因果関係!?

2014.08.20 [ 小西 政広 ]

交通事故に遭ったけど,直後は何ともなくて,加害者にも何ともないと言ってしまった。

事故の翌日から,何となく首が重くなったけど,忙しいし,病院に行けなかった。

病院に行かず,事故から2週間経ったけど,まだ治らない。むしろ酷くなっている!?

やっぱり病院に行こう。

しかし,加害者の保険会社は,

「事故から2週間経っているので,事故と怪我との因果関係が認められません。治療費も自分で払って下さい」

といって,対応してくれない。


事故から2週間経過して以降の通院・治療については,保険会社が「事故による怪我」とは認めてくれず,治療費を容易には支払いません。

しかし,2週間経過してから初めて通院したからといって,必ず因果関係がないという説明は誤りです。

最終的には,個別の事情を考慮して,裁判所が判決で決定するということになります。



もっとも,事故から間隔が空けば,事故との因果関係が認められづらくなるのは事実です。


事故の時には何ともなくても,翌日,何日か後に違和感が出ることはよくあります。

遅くとも,症状が出たらすぐに病院を受診するようにしてください。


北海道ボディビル選手権

2014.08.13 [ 小西 政広 ]

日曜日に行ってきました。

まさか自分の人生でディビルの大会を観戦しに行くことがあるとは思っていませんでした。


今年の1月からトレーニングの指導をして頂いている先生が20年ぶりに出場するということで,応援です。

横一列に並んだ7人の裸の男達。司会の指示によって,それぞれ同じポーズを次々ととっていきます。

そしてパンツには番号札が。

「10番でかい!!」と観客。

これは何となく分かります。筋肉がでかいのでしょう。でかい方がやはり点数が高いようです。

「10番切れてる!!!」

??

よくわからず,圧倒されまして,声援の出し方がいまいちで終わってしまいました。

よく知ったものにばかり触れているのもよくないんだな,と実感した一日でした。

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