2015.03.18 [ 小西 政広 ]

遠隔地の民事裁判では,電話会議システムの利用による出頭が認められることがほとんどです。

しかし,裁判はずっとこの電話だけで最後までいける訳ではありません。

電話による出頭で,議論が煮詰まったら,実際に裁判所にいってその結果を公開の法廷で報告する手続をしなければいけないことになっています。

つまり,ちゃんとした判決をもらうためには,どれだけ遠い裁判所でも,一度は行かなければならないのです。
ただ, 電話の結果の報告は,

電話で話した結果を報告するということでよいですね?

と聞かれる程度のもので,ハイと答えてものの3秒ほどで終わってしまいます。電話での会議を仕切っていたのも,その結果の報告の場においても,同じ裁判官です。

今日,その結果の報告のために函館に行ってきました。車で行って片道4時間強。

裁判は1分ほどでした。

そして復路4時間。

何とかなりませんかね〜。

ちなみに帰りは,濁川温泉郷というところで温泉に入ってきました。

結構楽しんでるんじゃないか。