2015.08.20 [ 小西 政広 ]

試験の採点が誤っていたから訴訟をするというわけではありません。


裁判をする場合,その請求する額に応じて,裁判所に手数料を払わなければなりません。

請求額が増えれば手数料額も増えます。

ケースによっては,請求額は高くなるけれども,証拠関係上,最初から自信を持って裁判を起こせないものもあります。

その場合,はじめから高い請求額で裁判を起こさずに,全体の請求額の一部だけを請求するという選択肢があります。

これを一部請求といいますが,試験的に訴訟を起こすということで試験訴訟とよばれることもあります。

学生時代は一部請求についてよく勉強するのですが,弁護士になってもうすぐ5年,まだ実際にやったことはありませんでした。

この度,初めて選択すべき事案を取り扱っています。