2010.04.23 [ 齋藤 健太郎 ]

最近、医療事件の医師に対する尋問がありました。

医療事件の尋問というのは本当に時間をかけた準備が必要です。
本来、医療の素人である弁護士が、専門家の嘘や矛盾を追求するのですから当然のことです。

最近、刑事事件の証人に対する反対尋問もありましたが、刑事の尋問のほうがまだ予測が出来て、精神的には楽です。まあ事案によるのでしょうが・・・。

説明が遅くなりましたが、反対尋問というのは、相手方に有利な証人または本人が、主尋問という相手方の弁護士からの質問をされた後に、今度は、こちらがそれをおかしいじゃないの?と突っ込んでいくというものです。

よくテレビドラマとかで、嘘をあばくというかっこいいシーンがありますが、あんなにうまく行くことはまずないでしょう。人は、自分が嘘をついていることは認めないものです。
一度、そのような素直な証人味わってみたいものですね。