2011.02.06 [ 齋藤 健太郎 ]

ギャンブル依存症についての本を読んでいます。

「ギャンブル依存症」生活人新書 田辺等著 NHK出版


ギャンブルで儲かることなんてないのは当たり前のことです。
私の友人で、昔、1日13~14時間スロットを打ち続け、それで生計を立てていた人がいましたが、そのような人は特殊でしょう。彼も、今はパチプロはやめてしまい、今はパチンコ店の店員として勤務しています。

な のにギャンブル依存症の人たちは、ギャンブルのために借金をし、それを返すためにギャンブルをしてしまいます。そして、また負けて借金をしてしまいます。 この悪循環から抜け出せずに、家族から見捨てられて、人によっては窃盗、横領、強盗などの犯罪にまで及んでしまいます。

人は誰もが弱さを抱えています。
果たして、弁護士はその弱さに目を向けて、ギャンブル依存症から抜け出すことを助けることが出来ているでしょうか?破産させてしまえば、それで終わり、刑事事件としても判決をもらえばそれで終わりということにしていることはないでしょうか。
せめて、ご本人に、依存症の可能性があることについて認識してもらい、適切な相談機関につなぐことが出来たら良いなと考えています。

道立精神保健福祉センター
精神保健福祉相談
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/sfc/gyomu.htm

札幌こころのセンター
精神保健福祉相談
http://www.city.sapporo.jp/eisei/gyomu/SEISIN/counseling/index.html