2012.09.17 [ 齋藤 健太郎 ]

先日,医療事故で,相手のお医者さん相手の証人尋問をしました。
ビデオを示しながらの尋問を予定していたため,モニターを裁判所にち込んで,ノートパソコンとつないで尋問をするつもりでした。
午前中にリハーサルをし,完璧と思っていたら・・・なんと,本番では,接触が悪く,モニターがつきません!
何度やってもだめ。書記官さんすみません。

実は,モニターとパソコンをつなぐアダプタを,うちの8ヶ月の息子が,しゃぶりまくっていたために接触が少し悪かったのですが,なぜかこのタイミングで完全にやられてしまったのでした。本番に弱いやつだ。
買っておくべきでした。

尋問自体は,パソコンを直接示して行ったので,ほとんど問題はありませんでしたが,なんだか格好悪い感じでした。

この尋問のために,ビデオを何度も見返して,協力医に教えを求め,医学文献を再度紐解くという作業が必要になりました。
毎度のことですが,準備にかなりの時間を要しますし,医療事件の尋問の前一週間くらいは,いつもそのことを考えてしまいます。また,尋問後一週間も,常に自分の尋問の出来について考え続けてしまいます。

弁護士の仕事は,毎日試験を受けているようなものだなと思います。辛いですが,やりがいのある仕事です。