2013.03.09 [ 齋藤 健太郎 ]

「スコブル」という雑誌に,ワンポイントアドバイスを載せています。
第2回は,手当名目の残業代についてでした。

 最近は,残業代についてのご相談が増えていると感じます。それだけ今までは当然にサービス残業を行ってきたということなのでしょう。自分が現在働いている会社を相手にするというのは難しいので,大抵は退職後に請求する事案が多いです。会社としては,一人に認めてしまうと全員に波及するおそれがあるので支払を躊躇してしまうという問題もあります。
 それ以外によくご相談を受けるのが,給料が支払われないというものです。この場合には,会社の経営自体が厳しくなっていることが多いので(またはいわゆるブラック企業),なかなか難しい場合が多いです。もっとも,倒産した場合には未払賃金立替払制度というのがありますので,労働基準監督署に相談する方が良いでしょう。