2013.10.31 [ 齋藤 健太郎 ]

昨年度から,北星学園大学短期大学部で,「現代社会と法」という授業を担当させてもらっています。

昨年は,初めての年ということもあり,レジュメの作成などが大変でした。業務の合間に準備をして,前日の夜遅くまでかかっていました。できるだけ興味をもってもらおうと思い事例形式で作成したのですが,その事例を作るのがなかなか骨が折れました。

心がけているのは,詳しい知識や難しい理論を学ぶというよりも,法律というものがいかに身近で,自分の生活に密着した問題なのかを感じてもらうこと,そして,これからの人生で様々なトラブルに巻き込まれてしまったときに少しでも解決の手段を思い出してもらえるようにすることです。

この授業を担当したことで,法律のことをわかりやすく話すということの勉強にもなりましたし,また,法律家ではない方々がどのような感覚なのかがわかる良い機会ともなり,大変勉強になりました。

授業外で,刑事裁判の傍聴も行っています。生徒さん達は,とても興味をもって傍聴し,自分なりの考えを話してくれるので,これも刺激になります。

昨日,知り合いの弁護士から,新しく雇った事務員さんが私の教え子だということを聞きました。
少しでも私の授業が意味のあるものだったのであればうれしいです。