2014.01.20 [ 齋藤 健太郎 ]

過去に2回裁判員裁判を担当していましたが,最近は,若い方が増えたせいか,裁判員裁判の弁護人のお話はありませんでした。しかし,我が事務所の神村弁護士が,裁判員裁判を担当することになり,二人目の弁護人として私が引き受けることになりました。

すでに裁判員裁判が始まって相当な年数が経ちますが,最初の頃は手探り状態で行っていたのを思い出します。
準備にも相当な時間を費やしました。裁判員の前でいかに説得力のある弁護活動をするかをパートナーと長時間議論したことを思い出します。

裁判員裁判には賛否両論がありますが,何であろうと弁護人としては,被告人のために全力を尽くさねばなりません。
犯罪者を弁護するということについて,理解を得られないことがたまにありますが,弁護人以外に,被告人のことを考える人はいません。被告人の良いところに光を当てるのは弁護人の活動のみであり,それがあって初めて適切な裁判が行われるのではないかと考えています。

さて,3回目の裁判員裁判は,どのような発見があるでしょうか?