2014.01.21 [ 齋藤 健太郎 ]

裁判においてプレゼンを行うということはあまりありません。通常は,「準備書面」という書面を出して,文章で説明することになります。

私は,裁判員を除くと,過去に2回プレゼンというか意見陳述を行ったことがあります。一度目は,成年後見の選挙権剥奪訴訟で,二度目は,泊原発差止訴訟においてでした。
いずれも,パワーポイントを用いて,わかりやすく説明することを心がけましたが,果たしてうまくいっていたかどうか・・・。

先週,久しぶりに医療事件で,プレゼンをしました。
その目的は,後遺障害と手術との因果関係について,画像から問題点を理解してもらうことにありました。
やはり文章だけで説明しようとすると,簡単な話も難しくなりますし,難しい話はもっと難しくなります。
ましてや裁判官の方は多数の事件を抱えられています。
そこで,画像や図形を用いて,可能な限りわかりやすく説明するのが,弁護士として重要な仕事であると思っています。

最近では,プレゼンとまではいかなくとも,準備書面において,スキャンした画像や図形を織り交ぜるということをやることもあります。
最近のパソコンは何でもできるので,それを使わない手はありません。

かなり前のブログで,証人尋問の際にモニターが役に立たなかった話をしました。そこで,今回こそはと念入りに準備をし,ケーブルの接続も確認していました。ところが!前日になってなぜかモニターの電源ケーブルがないことが判明!!
必死に探しましたが見つからず,家電量販店でも取り寄せになるということで大変焦りました。
結局,お世話になっている業者の方に,古いケーブルをもらって解決しましたが,久しぶりに動揺しましたね・・・。

無事終わってよかったです。