トップページ > 弁護士BLOG > 齋藤 健太郎弁護士 > 齋藤 健太郎: 2014年2月

齋藤 健太郎弁護士ブログ

大通公園の南側と北側

2014.02.26 [ 齋藤 健太郎 ]

私の事務所は,大通公園の南側にあります。
ご存じの方も多いかもしれませんが,札幌の弁護士事務所の多くは,西11丁目の裁判所の近くにあります。

ここが不思議なのですが,裁判所や検察庁は,大通の北側にあり,南側には一切官公庁の建物はありません。札幌市役所も北側にあります。
大通公園が昔,大火を防ぐための場所だったというのは聞いたことがありますが,北側に官公庁がある理由についてはよくわかりません。
たしかに日当たりのことを考えたら北側の方が圧倒的に立地条件がいいですよね。

おかげで,南側の大通り沿いの弁護士ビル達は,日当たりが微妙なところが多いです。私の事務所は,大通に面しておらず,中通りに面しているので,比較的日当たりがいいのですが・・・。

ちなみに,今は東苗穂にある札幌拘置支所ですが,昔は,札幌大通拘置所という名前で,まさに大通西11丁目あたりにあったそうです。道新の写真がありますが,恐ろしい感じ・・・。

でもこんなに近くにあったら接見が楽で良かったのになあ。

間違って落としてしまったのに・・・

2014.02.11 [ 齋藤 健太郎 ]

1年以上前に,痛ましいニュースを耳にしました。
友人の子を誤って自宅の風呂の熱湯に落としてしまい,その結果死なせてしまったというものです。
そのまま忘れていましたが,つい先日,その事件の被疑者が逮捕されたというニュースが流れました。

事件は,2012年12月だったので,1年以上経過してから逮捕されたということになります。
しかも,その被疑罪名は,「傷害致死罪」というものでした。

傷害致死と聞くと,大抵は,人を傷つけようとしたところ死なせてしまったというものを想像しますよね。
この事件の場合,ニュースによれば,その子が「風呂の湯沸かしの火を止め忘れたため,脅かそうと浴槽の上で抱きかかえた際,誤って落としてしまった」という被疑事実のようです。
そうであれば,うっかり落としてしまったのですから,子供を傷つけるつもりなんて全くなかったことになります。
「傷害致死」というのはおかしくないでしょうか???

実は,我々の業界では,傷つけるつもりがなくても,「暴行」(殴る,突き飛ばすなど)をした場合に,結果死なせてしまった場合には,「傷害致死罪」になるとされています。
つまり,暴行→傷害→死亡という流れで進んだ場合には,最初の暴行だけやる気であれば,傷つけるつもりはなくて良いということになります。ちなみに,刑法にはそんなこと全然書いていません。
ニュースでは,検察は「危険な状態の浴槽の上で抱きかかえた行為自体が暴行にあたると判断」したとされています。

しかし,私はこの事件にはいくつかの疑問を感じます。
まず,そもそも浴槽の上で抱きかかえた行為について,暴行をするつもりだったのかという疑問があります。
ニュースでは,「脅かそうと」したという話になっていますが,本当にそのような話だったのでしょうか。詳しい供述はわかりませんが,抱きかかえるという行為は,殴るという行為や突き飛ばすというものと同一に論じられないのではないでしょうか。
この事件は,うっかり落としてしまったという不幸な事件であって,重過失致死罪という罪がありますので,そちらの方が実体には合うのではないかという気がします。

また,そもそも1年も経過してから,あえて逮捕をする必要があったのでしょうか。
会社員という職もあり,逃げようと思えば逃げられる状況で1年も経っています。その間,警察はほとんど全ての捜査を行うことができたはずです。在宅起訴という形で捜査をすることも十分可能だったのではないでしょうか。

人間にはうっかりがつきものです。
それが許されて良いということでは全くありませんが,故意にやろうとした場合と一緒に扱うのは慎重にすべきだと考えます。

テニススクール続報

2014.02.03 [ 齋藤 健太郎 ]

私のテニススクール宣言に,予想外に多くの方からプレッシャーをかけられて,やむなく先週体験レッスンに行って参りました。
初めてのスクール体験で,新しい知り合いに出会って楽しいテニスライフを・・・。

と思っていたら,なぜかロースクール時代に,一緒にテニスをさせて頂いたE公証人がふらふらと歩いているではないですか。
「あ,どうも・・・」と言った瞬間,隣りには,ロースクールの恩師でもあるT弁護士が,相変わらずの大きな声で,「おう!なにやってんだ!」と話しかけてきます。
場所も裁判所から近いわけでもないのになぜか法曹関係者ばかりという状況・・・。

しかも,帰り際には次のクラスに参加予定の,これまたロースクールの恩師のN先生,昨年の朝練でお世話になった方など,知り合いばかり。
本当にテニス業界は狭いですねえ。というか,弁護士はテニス好きなのでしょうか??

いいところを見せようと張り切りすぎたせいか,ずっと身体がだるくて仕方ありません。
まだ入会していませんが,今週か来週には契約する予定です!

 | 1 | 

ページ上部へ