2014.06.10 [ 齋藤 健太郎 ]

白鵬の奥さんを大切にしていました会見について,諸方面から大絶賛の嵐のようですが(当事務所の神村弁護士のブログもご参照ください),私の感想は,良くも悪くも「文化が違うなあ・・・」という感想です。

白鵬の会見拒否は,5月26日のことのようですが,発表は6月5日であり,わずか10日間。
この10日間で奥様の傷は癒えるはずもなく,この期間を伸ばすことにどれだけの意味があったのかよくわかりません。
むしろ,このような発表の仕方によってより流産の事実は広く知れ渡ることになりました。

日本人的発想だと,もっと時間をかけて,会見拒否も忘れられた頃に発表するのが美徳だと思ってしまいます(場合によってはずっと発表しない)。
自分は悪者になり,その評価が固定してしまうことも厭わない。
それでも妻のことを最優先する。

白鵬の対応は,外に向かって「愛している」を連呼するあたりも含めて,私の大好きなアメリカドラマ的であり,涙を流すにはもってこいですが,少し深みにかけるような気がしました。

当ブログが炎上しないことを祈ります。