2014.10.07 [ 齋藤 健太郎 ]

法律事務所の名前には,いくつかのパターンがあります。
まず,昔からあるのが,「齋藤健太郎法律事務所」というように,「名前+法律事務所」というパターンです。
一人事務所では,これはわかりやすいです。
私のようにどこにでもいる名前の場合には,下の名前まで入れないと区別できないので,フルネームになりますが,珍しいお名前なら,名字のみでもいいでしょう。
私が死んだ後は,誰かの名前に変えるのではなく,「齋藤健太郎記念法律事務所」という名前に変更してもらいたいものです。

あとは,その亜種として,「齋藤総合法律事務所」のように,なぜか「総合」が入る事務所があります。
「総合」とか「綜合」とかが入ると,なんだか手広くやっているような印象を受けるのを狙っているのかもしれません。
正直,何が総合なのかよくわかりません。いろいろな人がいるという意味会いを持つこともありそうですが,一人事務所でもよくありますね。
ほかにもなんとなく「中央」が入っていたりすることもあります。

共同で事務所を経営しているような場合には,「合同」という言葉が入ることもあります。

あとは,名前を羅列する事務所もあります。「齋藤・小西・神村法律事務所」という感じです。
これは言い名前が思いつかないという場合の最後の手でしょう。順番をどうするかについては一悶着ありそうです。
アメリカでは,「〜&〜」とか,「〜&パートナーズ」なんて名称もありますね。

全く名前とは関係のないカタカナを用いる事務所もありますね。
「アディーレ」とか「ホーム・ワン」など,最近の大手事務所の主流かもしれません。
ほかにも「ヴァスコ・ダ・ガマ法律事務所」なんてのもあったと記憶してますが,一方で,「エジソン法律事務所」は登録が許可されずに裁判になったとかならないとか・・・。

ここ10年くらいで出てきたのが,「〜弁護士法人」,「弁護士法人〜」というものです。
弁護士法人というのが出来てからは,法律事務所という言葉は入れなくても良いことになりました。
「弁護士法人 ケンタロウ」とかもありということになります。
健太郎イチゴもあるぐらいですから,それもありなのかもしれませんね。

どうでもいいお話でした。アディオス。