2015.02.16 [ 齋藤 健太郎 ]

「終活」とか,「エンディングノート」なんてのが流行ってから結構な時間が経ちますね。

でも,エンディングノートって,おかしいと思いませんか。
終わっているノート,終わっていくノートとでも訳すのでしょうか。
Google翻訳で翻訳してみたところ
「ノートを終了」
もはや意味不明ですね。

もっと前向きな名前がいいですね。
探してみたら実はありました。
「ネバーエンディングノート」
終わらないんです。決して終わることなどないのです。
自分のネバーエンディングストーリーを書き連ねるのです。

まあ,そんな話はどうでもよいのですが,注意点があります。
このようなノートとは別に遺言を書くことを忘れてはならないということです。
いくら自分の意思を明確にノートに示しても遺言にはなりません。
たとえば,「私の財産は,全てAさんにあげます」と自分の字で書いていても,法的には無意味です。
遺言書として効力を発生させるためには,日付,文章,名前を全て自分で書いて,印鑑を押さねばなりません。

思いを伝えるというのはとても大切なことですが,中途半端に争いを残すようなことをしては本末転倒ですね。