2015.05.26 [ 齋藤 健太郎 ]

さて,お待ちかねのマラソンネタです。

皆さんは5kmをどのくらいの速度で走れますか。
そもそも5kmを全力で走ったことはあるでしょうか。

私は,最近,小出監督(あのQちゃんと有森を育てた)の本を読み,トレーニングをしているのですが,その中のメニューの一つに5kmタイムトライアルというものがあります。

何しろ,小出監督のメニューを見ていると簡単にフルマラソンを走れそうな気分になり,やる気が出まくるわけですが,実際にやってみると,この5km走というのがやたら辛い・・・。
毎日のように走っていると,5kmぐらいはさほどの距離じゃないという感覚になっていくのですが,これが早く走るということになると一気に辛さが増すのです。
イメージしているのと実際にやるのとは大違いです。

でも,年齢とともに,これまでの経験によって次第に力を入れなくても出来ることは出来るようになり,新たなことを苦しい思いをしてやるということがなくなっていきます。もっと若い頃は,能力を上げようと努力をして苦しい思いをしていたのに,次第に惰性で生きるようになります。それが悪いとは思いませんが,それだと出来ることは出来るが,出来ないことは出来ないままです。自分の能力をより高め続けるという思いは大切なのだなと痛感しました。

土曜日の朝から,ゼーゼーハーハーといって,公道を倒れそうになりながら走っていると,極めて怪しいおじさんです。自分は一体何のためにこんなに苦しい思いをしているのだろうか・・・ああ今すぐやめたい,でもあと少しなどと考えながら走っています。
苦しいのがたまらなく嬉しいというマゾ的性格が大切なようです。