2015.09.21 [ 齋藤 健太郎 ]

聞いたことない言葉だと思います。

アメリカでは,交通事故,医療事故,労災事故などの身体・生命に損害を受ける事件について専門的に扱う弁護士をPIlawyerといいます。PIは「personal injury」の略で,人的な損害のことを意味しています。

私は,医療事故や交通事故を多く扱っていますが,やはりこの分野は扱う弁護士によって大きく差が出ると感じています。損害額の算定という技術的なものだけではなく,どのような形で注意義務違反を構成していくのか,どの主張を中心に据えていくのかということは経験とセンスが問われます。
そこで間違えるといくら一生懸命やっても裁判官に訴えることができません。

また,医学的な調査・検討が必要なことは少なくありません。
交通事故の専門という弁護士が,医療分野についてよくわからなければ,後遺障害のある事案について十分に戦うことはできません。
画像診断専門医の助力を得ながら,整形外科医などの医師からもアドバイスを受けていかないと良い弁護はできないと思います。

最も優れたPIlawyerになることが私の目標です。