2015.09.13 [ 齋藤 健太郎 ]

今日はたまっている仕事や急ぎの仕事を片付けて、その合間に子供達を東京から来てるという人形劇に連れて行った。

人形劇に子供達は大喜びしていたが、意外と単純なズッコケネタで大笑いをしていたことが印象に残った。演者の側もそれをわかっていて繰り返し同じネタをやり、必ず子供達は笑う。いわゆる鉄板ネタというやつだったのであろう。今後子供達の笑いを取る手法としてたいそう参考になった。

子供を見ているとたまに思うことであるが彼らはフィクションを現実だと思っているわけではなく、あくまでフィクションだとわかっていて楽しんでいる。人形は人形だし、生きているわけではない。絵本だって実際に絵に過ぎないこと自体はわかっている。それでも柔軟な彼らの頭にはそのままリアルな話として入ってくるようだ。
それを言うのであれば自分もドラマや映画が好きだが現実に起きていることではないことはわかっているが,それなりに楽しんでいるので,ある意味一緒かもしれない。
昔,東京にいる祖母が元気だったころに,テレビを一緒に観ていると,「なんだか演技だと思うとつまんないのよねえ」というようなことを言っていたのが思い出される。年をとるとともにドラマを楽しむ力も衰えるのかもしれない・・・その一方で,祖母は,野球のホームランがVTRで流れると「また点が入った!}といって大興奮していた。ドラマを楽しむ力と現実を見る力は同時に衰えていたようである。

さて、今日かなりの時間を費やしたのが路面標示である。
道路に白線で描かれている規制などの標示であるが、交通事故の裁判の絡みで色々調べることになったがこれが意外に難しい。道路法があったり道路交通法があったり命令があったりして意外に複雑である。規制について直接警察や公安委員会から細かい指示があるのかと思ったら,必ずしもそうでもなく,市町村道はある程度の裁量をもって定めているような感じである。まあ,全てを規制するのは難しいので委任せざるを得ないのだろうが。しかも「道路標識」だと思っていたら,道路の白線は「路面標示」というらしく,用語も混乱する。

そんなことを調査しながらふと思ったのは,冬の北海道の場合には,路面標示が消えてしまうことも多いのだが,その場合でも規制を守らなかったものとして扱われるのかということである。北海道外の人のために少し解説すると,雪国では,積雪の影響によって冬の間に白線が消えてしまうことがあるので,また塗り直さなければならないのである。いつも通っているところであれば知っていて当然であるが,そうではない場合もあるのでその場合に規制があったことを当然の前提とするのはやや厳しい。
それでも「法の不知はこれを罰する」ということになるのだろうか。

そんなつまらないことを考えながらブログを書いていたらもう寝る時間なので,寝て明日の朝仕事をすることにしよう。