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齋藤 健太郎弁護士ブログ

医療行為への同意

2016.02.22 [ 齋藤 健太郎 ]

インフルエンザの後遺症からもようやく回復し、業務に勤しんでおります。

さて、成年後見人の医療同意に関するニュースが流れていました。
これまで成年後見人には被後見人の医療行為に関する同意権はないとされていましたが、法改正がされる可能性があるようです。

しかし、私は現時点で医療同意を認めることには直ちに賛成できません。
最初に考えなくてはならないのは医療を受ける本人以外が同意できることなのかということです。
こんな仕事をしているせいかもしれませんが、医療は万能ではありませんし、危険性もあります。余計に苦しむ可能性もあります。なぜ、そんなことを後見人が決めて良いのでしょうか。
後見人がたまたまついていない人でも同じように意思を表明出来ない人もいるはずです。その場合と別に扱う理由はなんでしょうか?

家族の同意もそうですが、生命や身体について本人以外が決定することについての十分な議論がまずなされるべきです。
そしてどのような場合に本人の意思によらない医療行為が許されるのかを一般的なルールとして議論することも必要だと思います。

おやすみなさい。

ヘーモン閣下

2016.02.09 [ 齋藤 健太郎 ]

本日は,裁判所と弁護士の医療実務の協議会に出席しました。
訴状の望ましい記載方法や被告の選定,医療記録の訳文など,実務的な議論をしました。
個別の事件について議論することはほとんどありませんが,抽象的な話をもとに,相互理解を深めることが出来る重要な場であると感じています。

その後,前から良く知っている若手弁護士の開所式があったので,少しだけ顔を出してきました。
うちの小西弁護士とも仲の良い弁護士でしたが,何よりあの「ヘーモン」閣下(注:ものまね芸人です)までもが参加なされておりました。
しかもヘーモン閣下は入院治療中のところ,病院を抜け出してご参加なされたということでした(注:これはほんとです)。
悪魔の身体は意外ともろいようですね。

私もインフルエンザ自体は良くなったのですが,なんだか風邪気味です。
いつまでたってもマラソンを始められません・・・。
なのに5月15日の洞爺湖マラソンにエントリーしてしまいました。
あと3ヶ月・・・。
昨年は2月末頃から走り始めて8月の北海道マラソンに出ました。
8月からすでに5ヶ月半くらいほとんど走れていないので,これから3ヶ月で戻すのはほぼ無理に近いとは思います。インフルエンザでかなり痩せたので,体重を落とさなくて良いというのは唯一良いことかもしれません。

負の連鎖

2016.02.02 [ 齋藤 健太郎 ]

インフルエンザにかかりました。

事務所の弁護士K(感染力強そう)A陽性
 ↓
私(陰性),事務員1名(A陽性)
 ↓
私の子ども二人(A陽性,陰性)
という流れで一気に感染していきました。

A陽性とか陰性というのは,迅速診断の結果についてです。
時間が経たないと出ないこともあるので陰性だからインフルではないというわけではないようですね。

インフルエンザはしばらくやっていなかったので,完全に油断していました。
私はあまり人混みに行きませんし,子どもたちが幼稚園からもらってくるのだけを恐れていましたが,まさか事務所内部にいるとは・・・。

おかげさまで久しぶりに何も考えずに(考える余裕もなく苦しんで)数日を過ごすことができました。
その余波で業務が立て込んでいて,大変な状況になっています。
刑事の公判だけはやむを得ず出席しましたが,何名もの方の相談をキャンセルしてしまいました。
申し訳ありませんでした・・・。

それにしても,インフルさんと共存するということはできないものでしょうか?
美味しいご飯と寝床と仕事を与えてあげれば,自分の暮らしと家庭を大切にするのではないでしょうか。
テロを起こして自分も死ぬだなんてそんなことを考えないようにしてあげられないでしょうか。
人間が死滅させようとすればするほど,抵抗力をつけてさらに強くなる・・・一体なんのために彼らはいるのでしょう。

ウイルスが脳に回って少しおかしくなってきたみたいです。
もうひとがんばりします。

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