2016.07.11 [ 齋藤 健太郎 ]

我が事務所も,よりグローバルな対応ができる事務所になりつつあるようです。
小西弁護士と神村弁護士が,カンボジアのプノンペンに赴いて,現地の弁護士と親交を深めてきたとのことです。

ここ1年くらい,事務所のグローバル化は進んでおり,週に3人の英語教師が事務所を訪れております(これはほんと)。そのうち事務所内では英語だけで会話するようになる日も近いのではないでしょうか。そうすれば,たぶんほとんど会話のない静かな事務所になり,仕事がより捗ることでしょう。

私もプノンペンに行って,極めて日本的かつ裁判的な仕事を忘れて,グローバルな視点から海外視察をしたかったのですが,ドメスティックな環境がそれを許しませんでした。いわゆる国内事情,家庭内事情というものです。

ルソーは「社会契約論」において以下のように述べています。
「人間は自由なものとして生まれた、しかしいたるところで鎖につながれている。自分が他人の主人であると思っているようなものも、実はその人々以上に奴隷なのだ。どうしてこの変化が生じたのか?私は知らない。」

私はいったいどれだけの鎖に繋がれているのだろうか。
私はこの事務所の所長だと思っていたが,実はただの奴隷なのかもしれない。
どうしてこの変化が生じたのか私は知らない。
せめて死ぬまでに一度はプノンペンに行きたい。