2016.12.13 [ 齋藤 健太郎 ]

アメリカでは,最近,フェイクニュースというのが問題とされています。
要するに,嘘ニュースです。
特に大統領選挙期間中は,様々なデマが流れて,それを信じた人も多かったようです。
日本では,虚構新聞というウケるサイトがありますが,そのサイトは最初からウソだと思って読むのでただ面白いだけですが,問題となっているのはいかにも本当のことようにサイトを作ってそれを流すというものです。

ネット社会になってから,新聞の情報など,古典的なメディアの情報が相対化されて,その情報ソースとしての価値は落ちたように思います。
一方で,記事の信用性については,ネットの場合だと自分達でしっかりと吟味しなければなりませんが,これには一定のセンスと努力が必要なように思います。
そういう意味では,古典的メディアが高い選別能力を発揮することは意味があるのかもしれません。

私の世代は,途中からネットで情報を得るようになったのですが,私より後の世代は,みんなネットで情報を入れるのが当たり前という時代になっているのかもしれません。
どの情報が信頼に値して,どの情報が疑わしいのか。
それをどのように検証するのか。
そんな教育が不可欠ですよね。

人間は,自分に都合の悪い情報は流さないものです。
業界の圧力や,裏の事情によって,本来明るみに出るべきものが出ないこともままあります。
逆に,都合の良い情報を積極的に流すということも平気で行われています。
特にコワイのは,科学者がそれに力を貸すことがあることではないでしょうか。
都合の良い事実を並べて科学的考察を行ったフリをすれば,一定のインパクトはありますからね。
福島の小児における甲状腺癌の問題なども,正確な情報に基づいた公正な議論が本当になされているのでしょうか。

ちなみに私はウソをつくのが苦手なので,ウソはつかないというのが基本姿勢です。
気が弱くて,妻に今日飲み会だということすら怖くて言えないというレベルです。
早く言えばいいのになぜか怖くて言えず,かえって怒られるなんてことを日々繰り返しています。

さて↑はフェイクでしょうか??それとも真実でしょうか??