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ウォータースライダーで死亡

2016.08.08 [ 齋藤 健太郎 ]

私が不安症で心配性というネタはそろそろ飽きてきたかと思いますが,そのような私の性格を正当化する事件が起きています。

アメリカで10歳の少年が,高さ世界一のウォータースライダーで死亡したとのことです。
本当に痛ましくて涙が出ます。
どんなに怖かったでしょうか。

その子を責めるつもりも,親を責めるつもりもありません。
施設の責任については,原因も明らかにされていないので,法的責任にまで至るレベルなのか不明ですので,それに触れるつもりもありません。

しかし,そもそも負傷や死亡の可能性のある娯楽施設は許容されるべきではないのではないでしょうか。
私は常日頃疑問です。
CNNによると遊園地の乗り物やウォータースライダーに関する負傷は全米で4万5000件,このうち18歳未満が3万件とのことです。
セルフィーで間違って転落死する人や登山で遭難・転落死する方の人生も大変残念だとは思いますが,まだ自己責任という感覚もあります。
楽しい施設として提供するからには誰もが「絶対に安全だ」と信じて疑わないわけですから,その罪は重いですよね。

たしかに世の中は危険に溢れています。
車にひかれるかもしれないし,飛行機が落ちるかもしれませんし,テロに遭うかもしれません。
でも,ジェットコースターやウォータースライダーは単なるスリルのためですので,万が一にでも危険があるならあえて乗らないのが正解ではないでしょうか?
「そんなこと言ったら何もできないじゃん!」という反論が聞こえてきそうですが,やっぱり安全が大事ですよ。
私は怖くてチビってしまうのでよほどなことがない限り乗りません・・・。

強制執行がより実効的になりそうです

2016.08.06 [ 神村 岡 ]

金銭の支払を命じる判決が確定した場合や,公正証書で養育費の取り決めをした場合などは,支払いがなされない場合には強制執行を行うことができますが,相手の財産がわからないと強制執行できないということにもなりかねません。

こうした現状を改善するため,裁判所を通じて債務者の預金口座の情報を金融機関に照会することのできる制度が,法制化される方向で動いているようです。

2018年頃の国会提出というスケジュールで進んでいるようですので,まだまだ先という感じですが,それでも大きな一歩だと思います。
むしろ,極めて必要性が高いこのような制度が今まで立法化されてこなかったことが不思議なくらいです。

現状でも,判決はもらったが相手が支払わず,財産の所在もわからないため強制執行もできない状況にあるという方は少なからずいると思います。
このような制度が施行されれば,多くの方が救われるのではないかと期待していますが,果たしてどの程度使い勝手の良い制度になるのでしょうか。

麻雀という遊び

2016.08.04 [ 神村 岡 ]

私はたまに麻雀をします。

麻雀はとても頭を使います。
経験を積んで慣れている人は,思考回路ができていて,複雑な思考過程を難なく処理してしまうのかもしれませんが,慣れていないとその分余計に頭を使って考えなければならないせいか,ひどく消耗します。
消耗して集中力が切れるとひどいミスもでます。

あ,リーチされていたんだった・・・
とか,
あ,ドラだった・・・
とか

残念ながら,たまにしかやらないためなかなか状況は改善しません。それでも少しずつ進歩はしているようです。

不思議なもので,悪いときは全く手が揃いませんが,良いときはどんどん揃っていきます。
悪いときにいかに守って,良いときにいかに流れをつかむかということが肝要なのでしょう。
何事にも同じようなことは言えるかもしれません。

怖いけど仕方がないのか

2016.08.03 [ 小西 政広 ]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160803-00000569-san-asia

週1回の英会話講師はフィリピン人です。

フィリピンでは大半の国民が支持しているようです。

それだけ薬物犯罪に悩まされているということなのでしょうか。

この大統領が就任する前は,朝のニュースは弱者が被害者となる痛ましいニュースばかりだったけど,最近では薬物の売人が殺されたニュースばかりになった,ということです。

射殺の過激さもさることながら,売人かどうかの判定がどういう手続で行われているのか,ということがとても気になります。

もしも自分が身に覚えのない薬物の売人の容疑をかけられたらどういう風に弁解すれば良いのか,ということを考えていますが妙案が浮かびません。

弁護士にとって余りに普通過ぎて一般の考えとずれてしまってるシリーズ①

2016.08.01 [ 小西 政広 ]

借りている建物のオーナーが変わりますから,ということで,

退去を求められたり,賃料が上がりますから新しい契約書にサインしてくれ,とかいわれたことありませんか?

これに応じるべき法的義務は全くありません。

これらは単なるお願いなのです。

賃貸借契約で,当該物件が売られるなどして大家が変わる場合,前の大家から新しい大家に対し,賃貸借契約の地位がそのまま引き継がれます。

ですから,新しい契約書などなくても,賃貸借契約は従前のものと全く変更はなく有効に継続するのです。


相模原襲撃事件

2016.07.29 [ 神村 岡 ]

障害者施設の入所者が襲われ,19人もの方が亡くなるという大変痛ましい事件が起こりました。

犯人は,事件の前には「障害者は生きていてもしょうがない」という発言もしており,それがきっかけで措置入院をさせられていました。
措置入院というのは,精神疾患が原因で自分自身や他人に害を与えるおそれがあると判断されるときに,強制的に入院させる制度です。
尿検査で大麻の陽性反応が出たということでしたので,その点が措置入院の判断に当たって重視されたのかもしれませんが,いずれにしても,精神的に異常な状態にあると判断されていたことになります。
犯人は「神からのお告げ」があったという話をしており,妄想もあったのかもしれません。

犯行時に精神的に異常な状態だったということになると,刑事裁判では,責任能力の有無が問題になってきます。

しかし,何らかの異常があったというだけで無罪になったり,減刑されるわけではありません。
今回の事件では,犯人は事前に周到に計画を立て,それを冷静に実行しているように思います。
また,長時間をかけて数十人の入所者を死傷させており,犯意は固かったと考えられますし,その犯意は以前からあったようですので,妄想等による一時的なものというわけでもないと思います。

ですから,現時点で伝わってくる情報から考えると,責任能力がなかったあるいは限定されていたという主張は通らないように思います。

それにしても,どのようにして,このような残虐な行為を正当化するような考え方を持つに至ったのでしょうか。
裁判ではできる限りこの点を解明して欲しいと思っています。

硬いガングリオンが出来ました。

2016.07.27 [ 小西 政広 ]

右手中指の付け根です。

以前から左手甲に柔らかいガングリオンが出来ていたのですが,今回突然中指付け根に硬い骨みたいな球体が出来て焦りました。

もしや大変な病気だったらと思って齋藤に聞いてみたところ,ネットをぽちぽち調べながらガングリオンじゃないの〜と言われ。

でもこんな硬いけど?

ということで結局病院行ってしまいました。

そしたらものすごい早さでガングリオンだよという診断。

使いすぎで突然出来ることもあるし,徐々に出来ることもあるみたいです。

日常生活に支障がなければそのまま放置だそうです。

直接押すとたまに痛いような気がしますが,手術するほどでもないので放っときましょう。

テニスもゴルフも原因みたいです。

自首と出頭

2016.07.26 [ 齋藤 健太郎 ]

皆さん。どういう場合に自首になるかわかりますか?

指名手配されている状態であれば,警察に出頭しても,実は刑法上の自首にはなりません。
よくテレビドラマとかでは,そういう状況でも「自首するんだ!」とか言っていますが,正確ではなく,単に出頭しろと言っているに過ぎません。
刑法42条第1項にはこうあります。
「罪を犯した者が捜査機関に発覚する前に自首したときは,その刑を軽減することができる」
すでに犯罪を犯したことがバレているのであれば自首にはならないのです。

さて,問題です。

小西さん(仮称)が,公衆の面前で下半身を露出しました。
上半身ならまだしも,下半身は完全に公然わいせつ罪になります。アウトです。
しかし,小西さんは仮面をしており,すぐに逃亡したので,誰も小西さんだということはわかりませんでした。
その後,スマホで撮影されていた仮面姿のままテレビに出てしまいましたが,小心者の小西さんは,目が細くて小さいという特徴があったので,このままでは自分だとバレてしまうのではないかと思い,ついに警察に出頭しました。
小西さんは自首したことになるでしょうか?

正解は・・・



自首になります。

先ほどの条文の「発覚する前に自首」ということについて,最高裁判例があり,
「犯罪の発覚前又は犯人の誰であるかが判明する前
を意味するとされています。

となると,犯人が誰かわからない状況であれば,たとえ犯罪を犯したことが明らかになっていても自首になることになりますね。

そして,単にビビって出頭した場合でも,自首にはなります。
反省していなくても自首にはなります。
もっとも,そんな場合でも刑が減刑されるかは別問題です・・・。

ポケモンGO

2016.07.23 [ 神村 岡 ]

連日ニュースを賑わせていたポケモンGOが,ついに日本にも上陸しました。

既によその国ではちょっとしたブームになっている一方で,行ってはいけない場所に行ってみたり,歩きスマホで危険な目に遭ったりといった問題も指摘されています。

画面を見ながら歩くのも危険ですが,自転車に乗りながら,車を運転しながらといった危険な行動に出る人も出てくるのではないかと少し心配しています。

トラブル,事故に発展しないよう,マナーを心がけて利用しましょう。

かくいう私も早速ダウンロードしてしまいまいしたが,当面はこっそり使うことにします。

ゲームを全くしない妻がブログを見たときの反応が楽しみです。

クールビズ

2016.07.20 [ 小西 政広 ]

札幌もなかなか暑くなってきましたが,クールビズというのも自分には関係ないのかなと感じます。

ポロシャツとズボンだけというスタイルで過ごすこともありますが,面談のときなど,

「クールビズですか」といわれます。

注意されているような気もしないのですが,多少なりとも驚かれているような気がします。

それでやはり,結局,ジャケットとネクタイをするようにしています。

でもポロシャツのときもあるかもしれません。すいません。

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