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話の種になるものを身につけるようにしています。

2017.01.11 [ 小西 政広 ]

職業柄,人に接する機会が多いのですが,時に話に詰まったり,話を変えたい場面にも遭遇します。

そんなときに役に立つ,「何らかのストーリーを持つ物」

そんな物を複数もっていれば,話の引き出しが増え,結構重宝しています。

最近購入したのは,1950年代のフランスのメガネ。

多分ほんものです。

中古ではないのですが,ワインのように味が変わるものであればいざ知らず,よくメガネのフレームを新品のまま60年もとっておいたなと感心します。

私がメガネの話をし始めても,必ず話を変えたいというわけではないので,気を悪くされないで下さい。

ただ話したいだけです。


共謀罪がこわい

2017.01.10 [ 齋藤 健太郎 ]

共謀罪という危険な犯罪が何度も出ては廃案になってきましたが,いよいよ成立しそうな勢いです。

何も実行しなくても共謀するだけで犯罪になるというおそろしい犯罪ですが,テロ対策のためには不可欠であるし,組織的犯罪に限定するので大丈夫というのが今回の売りのようです。

「実際悪いこと企んだんだから仕方ないじゃん」
という声が聞こえて来そうですが,それは勘違いです。

こわいのは,人が思ったことや考えたことを犯罪とする場合には,かなり突っ込んだ捜査が必要になり,メールや電話などの監視が強化されるのが必然ということです。
そして,何かと言いがかりをつけて,犯罪に持ち込まれることも考えられます。この手の犯罪は,客観的な証拠によらないので,いわゆる別件逮捕としての利用価値は非常に高いと思われるのです。

もうすぐ元NSAの契約職員だったスノーデンという人の映画が上映されるようです。
スノーデンは,アメリカは全世界を監視しようとしていて,日本も例外ではなく,大変危険であるという警告を出しています。
仮にNSAの情報収集能力を日本が陰で利用するようなことがあれば,我々は丸裸にされてしまうのではないでしょうか。
現代では,スマホの中にはその人の人生がぎっしり詰まっています。それを全て見られてしまうとしたら・・・共謀罪の捜査のためということで正当化されてしまったら・・・。

果たして考えすぎでしょうか。

スズメバチ駆除で自宅焼失

2017.01.06 [ 神村 岡 ]

スズメバチの駆除を業者に頼んだところ,業者のミスで火の手が上がり自宅が焼失してしまったという事件で,業者側に4700万円の支払いを命じる判決が出たというニュースを見ました。

なんでも,業者は駆除のためのスプレーを噴射したところに発煙措置を投入し,引火させてしまったということで,失火責任法上の重過失も問題なく認められるでしょう。
ですから,判決の内容は妥当だと思います。

しかし,そもそも運営会社自体は訴訟に全く対応しなかったようです。

被害に遭った家族は,作業に当たった従業員2名とは和解し,それぞれから150万円を受け取ることになったようですが,判決に従って運営会社から実際に賠償を得られるかは微妙なところではないかと思います。

訴訟に全く対応してこないのは,全く支払うつもりがないということかもしれないからです。

もちろんそうでないと良いのですが。

あけましておめでとうございます。

2017.01.02 [ 齋藤 健太郎 ]

といっても一体なにがめでたいのか。

年を越したところで,地球が太陽の周りをほぼ1周したというだけで,何一つハッピーにはなりません。
あえてめでたいことを探せば,「また生存したままで年を越せた」ということなんでしょう。
だからこそ,喪中の場合には,無事に1年を過ごせなかったのでめでたくないということになるのでしょうね。

あ,もう一つ意味不明な言葉がありますよね。
「良いお年を」
これは,年末に使われる言葉ですが,年明け直前まで良いお年を過ごして下さいということのようです。

12月31日から1月1日に変わることについての人間の思い入れの強さには毎年驚かされます。
そのために年末は忙しくなり,混雑のなか活動し,おせち料理を作り,年越しソバを準備し,年賀状を書き,神社に初詣に行く。

まあ,それを言い出すと誕生日もそうです。
「また生存したまま年を重ねることができた」
ということでしょうか。
でも,誕生日の場合には喪中とかありませんよね。
親族の生存を個人の生存を重ねるのであれば,誕生日も喪中の場合には控えるべきではないでしょうか。
逆に,個人の生存を重視するのであれば,年明けにおいても喪中を考慮する必要はなく,むしろ病気や大怪我をした場合などには,めでたくないのではないでしょうか。

さらに突き詰めると,毎日の朝の挨拶は「生存できておめでとうございます」になります。
せめて毎月1日は「おめでとうございます」にしても良いでしょう。
月命日があるなら,新月の祝があってもいいでしょう。

全ては1年を区切るということに意味を見いだす人の習性なのです。
ぐだぐだと書いてみましたが,最初からそんなことはわかっています。

とはいっても,何らかの区切りがあることで,家族というか親族が集うことができ,1年を振り返り,滅多に会わない人との旧交を温めることには意義があるとは思います。

さて,このホモサピエンスの摩訶不思議なイベントをもう少し楽しむことにします。
今年はもう少し物事を素直に捉えられる人間になりたいです。

大晦日に

2016.12.31 [ 神村 岡 ]

日付も変わって大晦日になりました。

今年は夏に実家に帰省しましたので,札幌でおとなしくしている予定です。

年末年始に旅行に行かれる方も多いですが,私はどちらかというと年末年始はあまり動かない方です。

いろいろとやることがあるというのも理由ですが,自宅で過ごすのが例年の習い性だからというのもあります。

今年もあっという間に終わろうとしています。

振り返ってみればいろいろな出来事がありましたが,やはり早いものです。

年末の仕事

2016.12.31 [ 神村 岡 ]

例年,年末になり仕事納めが過ぎると,年末恒例の家庭の仕事に追われることになります。

中でも手間がかかるのが年賀状です。

やはり年内には発送したいのですが,仕事納めまでは本来の仕事が忙しくなかなか年賀状まで手を付けることができません。

そのため,仕事納め後の数日間を利用して作成することになりますが,なかなかすんなり行きません。

ワード,エクセルを使用して宛名印刷をしていますが,今年はなぜかワードに差し込んでいた元データのエクセルファイルが開けなくなってしまいました。

ワード上ではデータが表示されますが,エクセル形式ではありません。
何かおかしな操作をして,ファイルを破損させてしまったのでしょうか。
ワード上ではデータが表示されるので何とかなるとしても,エクセル形式でないと不便で仕方ないのですが・・・。

何とかするしかありませんね。

自分の車を友人に運転してもらった場合には,自賠責保険が使えないかも。

2016.12.30 [ 小西 政広 ]

自賠責保険に関するマニアック話ですが,覚書的に。

自分の所有する車にかかっている自賠責保険ですが,友人に運転してもらった場合には,使えないと判断されるケースもあります。

自賠責保険は,車の所有者が,実質的にその車の運行を支配しているといえる場合には,自分のケガに対し保険金を出してくれません。

友人に自分の車を運転してもらいながらも,いつでも自分が代わって運転できるような状況で,また,自分のために友人に運転してもらっているような場合には,自分がその車の運行を実質的に支配していると評価されてしまう可能性が高くなります。

もっとも,この結論は任意保険には当てはまりません。が,友人が無保険の場合には深刻になるかもしれません。



今年もありがとうございました。

2016.12.28 [ 小西 政広 ]

本日で仕事納めとなります。

新年は5日からですが,徐々に動き始めるのは翌週からでしょうか。

休み中は,相手方も動かなくなるため,一気に一週間ワープしてしまう感じになります。

意外とこれが大変で,単純に日数で考えていると大変なことになります。

まあ当たり前ですか。

今年も良い1年でした。

来年も宜しくお願い致します。

さようならSMAP・・・

2016.12.27 [ 齋藤 健太郎 ]

うっかり,SMAP×SMAPの最終回を観てしまいました。

特にSMAPファンでもないので,どうでもいいのですが,終わり方について思うことがありました。

全員で「世界で一つだけの花」を歌っているのを聞いて,中井君下手くそだな〜とか,キムタクの歌い方妙にくどいな〜とか思ってたのですが,歌い終わった後に,5人で深々と長時間頭を下げて身動きしなくなりました。

その後,ゆっくりと白いカーテンが垂れ下がってきて,お辞儀したままの5人の姿が消えてジエンド。
最後は感謝と謝罪の意を長時間のお辞儀で表現したのか,そうかそうか・・・と思っていたのですが・・・。

なぜか,そこから「はいカット〜」と舞台裏に移行し,涙を流す中井君とかウルウルきてる吾郎ちゃんとかが出てきて,でも誰一人話さないままというよくわからない雰囲気になりました。
まあ私はどうでもいいんですが,なぜ,エンターテインメントという衣装を着ている人達が,頭を下げて,閉幕したにもかかわらず,舞台裏を見せるのでしょう??

今回の騒動も含めて,舞台裏を見せない美学なんてものはないのだと感じてしまいます。
私は,揉めていないというウソをついて解散すべきだったとはいいませんが,最後は感謝と謝罪を表現したまま,一つのショーとして終わって欲しかったなあなんて思います。

*あくまで小太り中年男性の個人的感想ですので,違う感じ方の人がいたらごめんなさい。

弁護士会の不思議

2016.12.25 [ 齋藤 健太郎 ]

我々が,弁護士として仕事をするには,絶対に弁護士会に所属しなければならないことになっています。
私は,札幌弁護士会所属の弁護士であり,日本において弁護士会に属していない弁護士はいません。
そのため,弁護士会は強制加入団体といわれています。
弁護士は,弁護士会から会費を徴収されたり,悪いことをすると懲戒というのをされたりします。

そんなときにふと思うのは,誰かが別の弁護士会を作らないのだろうか・・・ということです。
会費は安く,負担を軽くし,いわゆる小さな政府のような発想で活動する人が出てきてものもいいのではないかと。

しかし,実は弁護士法32条というものがあり,
「弁護士会は、地方裁判所の管轄区域ごとに設立しなければならない」
とされており,地方裁判所ごとに一つしか作れないということになっているようです。
札幌地方裁判所管轄には,札幌弁護士会がありますので,もう作れません。

ところが,東京には,三つの弁護士会があります。
東京弁護士会
第一東京弁護士会
第二東京弁護士会
があり,特例で認められています。
一体どのような違いがあるかもよくわかりませんが,いろいろな派閥があるという話を聞いたこともあります。

なんとも不思議な世界です。
我々は,そのような特殊なムラ社会で生きているのだと思います。
ちなみに,税理士会や司法書士会も強制加入ですが,医師会は実は強制加入ではありません。
医師会に加入しなくても医師はできるということです。
同じような専門職であり,国家資格でありながら,扱いが違う理由はよくわかりませんね。

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