2015.11.30 [ 齋藤 健太郎 ]

なんのこっちゃいと思われた方がほとんどでしょう。

ヒラモンスター,別名をアメリカドクドカゲといいます。
アメリカやメキシコにいるトカゲで,毒をもっています。

このヒラモンスターは,一度食いついたら離れないことで有名なようです。
食らいついたら離れないという意味のたとえとしても使われるようです。
日本でいえば「マムシ」でしょうか。
そもそも,マムシがそんなに執拗だというのはどこから来たのでしょうか。
基本的に噛みついたらすぐ離れるようですし・・・。

それはさておき,私が言いたかったのは,タフな事件を受けるときには,ヒラモンスターのようなど根性が必要だということです。
最初は,とても難しくてとても勝てないような事件だと思っても,事件の記録を繰り返し読み,様々な人の話を聞き,情報を集めて,文献を調査する。すると突然活路が見いだされる瞬間があります。
当然,全く見えないままの事件もありますが,最初から諦めることだけはしてはいけないというのが私の信条です。

最近もある事件で,記録を読みながら整理しているときに,ある発見をしました。
その記載が本当に私の考えているストーリーに合うものであれば,大きな裏付けになります。
そこから一気に事件が見えてきた気がしました。
実はこれまでに何人もの弁護士が関わって来た事案ですが,誰もそこには気がついていなかったようです。

この執拗さがいつか実を結ぶ日が来ると信じて頑張ります。