2014.04.11 [ 小西 政広 ]

三代目ジェイソウルブラザーズって,一代目,二代目いるんですかね。

というわけで,させていただきますという言葉について。実は下書きは前も書いたけど,何となくまとまりきらなくて没にしたので,一本目は日の目を見ていないけど「再び」ということで。


〜〜させていただきます,という場合,自分が今こうして生活していられるのは,誰かのおかげであって,自分の全ての行動が誰かの恩恵によってすることができている。と。

そういう考え方自体は,常に忘れてはいけないものだと思います。


しかし,何でもかんでもさせていただきます,と締めくくるのはやはりおかしい。

例えば,「ご請求させていただきます。」

自分のする行為に「ご」をつけるのも変だし,「請求」という,一方的に行う行為について,させていただきます。というと,一体誰に許可をとってさせてもらってるの?という気になってしまう。
請求という行為は,本来一方的なものだけれども,請求される相手方は,請求されて当然なのだから,請求されると言う行為についても,当然にゆるさなければいけない,そういう強気な態度が感じられる。
ので,ご請求させて頂きます。なんて言われると,結構腹が立ってしまいます。


屁理屈すぎてピンとこない,という読者を想定して。

例えば振り込め詐欺?架空請求かな?

「お金を払わなければ,身辺調査させていただきます。」

まあいいけどね。どうせされないし。

身辺調査なんて勝手にこっそりやるものなのに。

「尾行させて頂きます」

変ですね。

「実家に帰らせて頂きます」

これは変じゃないかも。
あんたが悪いことしたんだから,実家に帰るのを止める権利なんてないでしょ?
っていう状況が想定できます。しかし,「あなたは私の行動をゆるさなければならない」という意図は入ってますね。

させていただきます。という表現を使う際,誰かに対する敬意を表しているはずですので,対話の相手に対してその敬意の表現が適切かどうか,考えなければいけない。敬語は難しいなと思います。

ちょっとお酒を飲んでいるので,くだまき感がありますね。