2016.01.06 [ 小西 政広 ]

歩行者が赤信号無視をして横断歩道上で車に轢かれた場合,交通弱者である歩行者は,どのくらい悪いとされてしまうのでしょうか。

この場合,歩行者の基本過失割合は70%となり,死傷の結果が生じたとしても,全損害の30%しか賠償してもらえません。

これって結構大変な話ですよね。

結果がどれほど重大であっても,その3割しか保障されないのです。

横断歩道付近,20メートルから,場合に寄っては50メートル程度横断歩道から離れた場所を断するときにも,同じ取扱いがされます。

もちろん,赤信号無視をする場合には事故に遭わないつもりで横断しているのでしょうが,一旦事故に遭うと,その補償の面でもとても後悔することとなります。