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齋藤 健太郎弁護士ブログ

ブログが思うように書けないときに思うこと(3)

2016.09.26 [ 齋藤 健太郎 ]

久しぶりに出ましたこのシリーズ。前はいつのことだったでしょうか。
たぶん(2)で終わっていたと思います。

先週は祝日が多く,リズムが狂いましたね。
なんとなく子どもを寝かせつけたまま早く寝てしまい,早朝から仕事をするような日を繰り返していました。
忙しいこともあり,大好きなドラマもほとんど観ませんでした。
おかげでまた司法試験に落ちる夢を見ました。二人で合格発表待ちしていたら,自分だけ落ちたという悲惨な夢でした。
起きてしばらくは自分が弁護士であるということを信じられませんでした。

最近,こどもにテニスを教えたり野球を教えたり将棋を教えたりしているのですが,これがまた思うように行かずにストレス。
親はこどもに期待し過ぎるので教えるのはあまり向いていないのです。
テニスプレーヤーの大阪なおみさんは,テニス未経験のお父さんが公園で教えたとか・・・。
うちの妻が,大阪さんは日サロで焼いたと思っていたのには唖然としました。
まあ,真っ黒な人は日本人でもいますけどね。

毎日仕事としてやることは尽きないのですが,キャパシティにも体力にも限界があります。
集中してやらないと質が落ちるのでただ長時間やればいいというものでもありません。
ただの言い訳のようにも聞こえるとしたら,それはたいした洞察力です。
それと同じでブログのネタもないときはどうやってもありません。

ところで宇宙に興味ありますか?
私はあんまりないんですよね。
宇宙人にも興味がありません。
最近のニュースでも宇宙ネタがちらほら出ていますが,だからなんだというのか・・・。
それだったらまだ恐竜の方が気になります。ティラノサウルスには毛が生えてたらしいですね。
ま一番気になるのは富山で頻発している地震ですね。
富山の議員の悪行に神がお怒りなのだと思いますが,できれば善人を巻き込まないで頂きたい。

そういえばアメリカの大統領選も気になりますね。
直接対決が行われるとか・・・トランプを支持する人が意外に多くてびっくりです。
それぐらい人の考えって違うものなのですね。そんなに違うのに互いに非難し合うことにどれくらい意味があるのか。
たまに思いませんか?自分の青色と他の人の青色は同じなんだろうか・・・なんて。
我々が共有していると思っているものは全て共同幻想なのですな。
うまいこと同じものを感じていると思っていることこそが驚くべきことなのかもしれない。

特訓開始

2016.09.13 [ 齋藤 健太郎 ]

某弁護士の先生から,幼稚園のお子さんに,縄跳びを毎日訓練しているという話を聞きました。

聞いたところによると,小学校では,かなり縄跳びをさせるらしく,大縄飛びなどで一人だけ引っ掛かると大変な問題であるとか・・・。
うちの子は上の子が来年小学生ですが,そんな縄跳び問題が存在するとは思っていませんでしたし,その話を聞いても「うちの子はまあどうにかなるんじゃないのかな・・・。そんなやらせなくたって・・・」と思っていました。

その週末,子ども達に縄跳びをさせてみたところ,これが下手くそで笑ってしまうほどです。
上の子は,縄を突然前に放り投げるという荒技を繰り出していました。なぜ・・・。
4歳と5歳だとこんなもんかなと思いつつ,なんだか焦ってきました。
縄跳びが原因でいじめられて不登校になったらどうしよう・・・。

とりあえず,少しずつ縄跳びをさせることにしました。
全身運動ですし,全体を関係させるので運動神経を鍛えるにはいいですしね。
現在は,二人とも,一回だけ回して跨ぐことがたまにできる程度です。
さて,これからの練習でどこまでいけるのか・・・。

なみに私は昔は3重跳びくらいはできましたが,現在では2重跳びも怪しい感じです。

親というのは心配がつきないものですな。

被害者との示談後の見解発表

2016.09.12 [ 齋藤 健太郎 ]

例の問題です。
まず,固い事実から確認していきましょう。

【事実経緯】
被害者とされる女性の知人が通報した。
当初より一度も否認していなかった。
母親も謝罪していた。
金銭を支払って「被害者とされる女性」と示談を締結した。
その後,起訴されることなく釈放された。
・・・
弁護人らは釈放後に
金を積んだから釈放されるというものではない。
合意があると誤解した場合には無罪という話を強調。
報道されているように無理矢理ということはない。
起訴されるなら無罪主張するつもりだった。
などとの見解を発表。
・・・
【問題点】
1 被害者(とされる女性)の同意を得ての発表か。二次被害ではないのか。
2 被疑者(だった男性)の利益になっているのか。何のための発表か。

1については,同意をしていたからこそ見解発表したという考えもありますが,私なら,「被害者とされる方の同意を得ている」ことを付記するような気がします。被害者を蔑ろにした印象を持たれるのが嫌だからです。
仮に同意を得ていないとすれば,金で黙らせたうえで,不意打ち的に一方的な立場から意見を述べたという印象を抱きます。口外禁止条項というものを入れることが多いのですが,あえてそれを入れなかったのか,相手にだけ課したのかもしれません。

2については,どうやっても利益になったという感じはしません。
これを読んで「あ〜。彼は実はやってないのかもな〜。同意があったと思ったんだね〜。無理矢理なんかしていないんだね〜。」なんて思ってもらえるでしょうか?
少なくとも,お金を払わなければ示談できなかったし,示談をしたから釈放されたというのは間違いのないことですが,それ以外のことは一方当事者の意見としか捉えられないのではないでしょうか。

では,何のための発表だったのか。
被疑者(だった男性)が,強く望んだので発表した?
しかし,それは弁護人が不利益になることを説明すればコントロールできそうな気がします。
私の勝手な感覚ですが,弁護人の考えで発表「すべき」と考えたという感じがします。

なかには,推定無罪なのにマスコミがおかしいという意見を述べている方もいますが,ポイントはそこではありません。理念を重視するのは簡単ですが,否認もせず戦ってもいないのですから,余計なことを言っても不利益になるだけではないかが問題なのです。不利益になっても良いと思えるだけのメリットがそこにあるのかを,弁護人の先生方がどのように吟味されたのか,是非知りたいところです。

永久凍土の中のメタン,スーパーセル,とにかくこわい

2016.09.05 [ 齋藤 健太郎 ]

昨日,NHKで「メガクライシス(巨大危機)」の特集がやっていました。

永久凍土が温暖化で溶けると,その永久凍土の中に含まれているメタンガスがさらに温暖化を悪化させるという。
なんとおそろしい。

日本では,温暖化で,スーパーセルという巨大な積乱雲ができるようになり,雷が多発するようになるとか・・・。
なんともおそろしい。

寝る前にその番組を観た下の子(4歳男)がこわくて寝られなくなってしまいました。
「パパ・・・スーパーセルが病院に落ちたら大変なことになるんだって・・・」たぶん雷のことでしょう。
「パパとママが守ってあげるから安心しなさい」と言ったものの,本当にこの子達が大きくなったときに安全な生活をさせてあげられるのか・・・。

今年の異常な雨や台風は,これからのもっと恐ろしいことの予兆のように感じられてなりません。
自分がこわくて寝られなくなりそう・・・。

後見相続研究会に参加しました!

2016.09.05 [ 齋藤 健太郎 ]

先週の金曜日は私が幹事をしている後見相続研究会の研究会に参加してきました。

実はこの日の講師は、東京理科大学の神野潔准教授にお願いしました。
題して『日本における相続法の歴史的展開』!

実はこの神野先生、というか神野君は私が20歳の頃からの友人なんです。
出会った当時は二人とも大学生で学習塾でアルバイトをしていました。
当時から頭の良い奴だとは思っていましたがまさかこんなに偉くなってしまうとは・・・。

講演の内容もとても素晴らしく、現代法を異なる視点から捉え直すことができました。
昔から長男が相続する制度だったのだと勝手に思っていましたが、実はそれは明治以降のことで、それまでは女性の子供にも財産をしっかり残していたようです。

また遺言の歴史はとても古く,譲り状によって相続が行われていたというのも意外でしたね。

ちなみに花押による自筆証書遺言を無効とした最高裁判例については,神野准教授によれば,捉え方が適切ではないとのこと。
最高裁は,「押印に代えて花押を書くことによって文書を完成させるという慣行ないし法意識が存するものとは認めがたい」と言っていますが,歴史的には花押が印の代わりをするようになったのではなく,印が花押の代わりをするようになったのだとのことです。花押を何度も書くのが面倒になって,印鑑を使用するようになったとか。
そうであれば,押印のルーツである花押でも押印であるとの解釈もあり得たかもしれません。

いやいや面白いですね〜。って思う人はマニアな人かな・・・。

神野君については↓参照

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