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航空安全お守り

2016.03.30 [ 小西 政広 ]

そのようなお守りがあるのを初めて知りました。

むしろ,飛行機用のお守りが意外と他の神社に置いていないのだということを知りました。

先日福岡に出張した際,太宰府天満宮で購入したわけですが,

菅原道真に,梅の木が飛んでついて行った,という飛梅伝説なるエピソードのために,航空に関するお守りが置かれているようです。

先日英会話でそのことを説明しました。

THE LEGEND OF THE FLYING PLUM TREE

きたかろう

2016.03.29 [ 齋藤 健太郎 ]

あの有名な安藤忠雄さんが設計したという,北菓楼の本店に行ってきました。

子どもを連れて「アーロと少年」とかいう映画を見に行くついでにちょこっと寄っただけなのですが,古い建物を活かしつつもとてもオシャレで,良い場所でした。
斜め向かいが日銀札幌支店,何軒か隣は中央警察署という,極めて物騒な場所にあり,やや雰囲気は重苦しいのが難点でしょうか。

2階から写真を撮っていると,1階に友人夫婦の姿が見えました。
夫の方とは家を出てすぐにあったばかりでしたので驚きました。
もしかしたら尾行されたのかもしれません。

2階にはメモリアルホールがあり,札幌の古い地図が置いてありました。
その地図で自分が今住んでいるところを探してみると・・・山というかスキー場でした・・・。
札幌も発展したものです。

話は変わりますが,今日は酷い1日でした。
朝起きてすぐにiPhoneをゴミ箱に落として画面を割り,その後シャワー浴びた後に屈んだらぎっくり腰になり,家に財布と手帳を忘れ,iPhoneの修理をしたら2万2000円以上かかり,現在,風邪が悪化している状態。

明日はいいことあるといいんですが。

癌の告知

2016.03.29 [ 齋藤 健太郎 ]

私が子どもの頃は,癌だと医者に告知されるのは家族だけで,本人には言わないというのは当たり前のことでした。

ドラマとかでも,癌だと告知されているのに,妻が「お父さん,胃潰瘍だってさ」と言う。「そうか〜」と安心するお父さんが,だんだんと痩せていって,自分の病名を知らないまま死んでいくというのはよくあるシーンでした。
たまに,「もう長くないのはわかっている・・・」とかなんとかいって,癌だということを家族に言わせようとするのですが,家族は「何言っているのお父さん!そんなことないわよ」と言ってごまかすなんてシーンもありましたね。

ところが,20年ちょっとで,時代はすっかり変わってしまいました。
告知は当たり前のことになりました。
よほどの事情がない限り,本人に告知します。
自分のことなんだから知らないとおかしいですし,死ぬための準備や死ぬまでに伝えたいことなんてものもあるのではないかと思いますから,告知しないでそれを奪ってしまうのも酷い気もします。

私が持っている古い本に,「ユダヤ人が見た日本人」的な本があるのですが,その本でも,日本人が癌の告知をしないのが「人権侵害ではないか」とまで言われていました。
たしかに日本人には,欧米人とは違って,死を受け入れる文化や宗教がなかったのかもしれません。

でも,実は,告知はしなくても,「ああ自分は癌か何かで死ぬんだな〜」ということは多分わかっていたのでしょうね。
家族も,お父さんはわかっているんだなと薄々気がつきつつも,互いに気がつかないフリをして,なんとなく死を迎えていく。そのような,とても曖昧な,いかにも日本人的対応だったのかもしれません。

原因はよくわからなくても死期はなんとなくわかるとすれば,ほぼ助からない癌を告知するのではなく,なにもなかったかのように過ごすという選択もあってもいいのかもしれません。

国際仲裁セミナー

2016.03.26 [ 神村 岡 ]

国際仲裁についてのセミナーに参加してきました。

国際仲裁とは,文字どおり国際的な紛争についての仲裁手続のことですが,仲裁人が当事者双方の主張や証拠を検討して最終的な結論を下し,両当事者はそれに拘束されるという意味で,調停よりもむしろ裁判手続に似ている制度です。

裁判と比較した場合の大きなメリットがいくつかあります。

一つは,当事者が自由に仲裁地(国)や仲裁人を選ぶことができるという点です。
国際仲裁機関は各国にありますが,どの国の仲裁機関を使うことも可能です。当事者双方にとって便利な中立的な第三国の仲裁機関を使うということもよくあるようです。

また,裁判に比べてかなり短時間で解決まで至ることができます。
国際的紛争の裁判の場合,他国への送達だけで数ヶ月から1年以上の時間を要することがありますが,仲裁の場合は柔軟な手続がとられますので,送達にはほとんど時間はかかりません。必然的に,解決までの期間もかなり短縮することができます。

強制執行が可能な場合が多いという点も大きなメリットです。
ある国の裁判で判決が出た場合に,債務者が任意に債務を履行しない場合には強制執行をしようということになりますが,国によっては強制執行が認められないケースも多々あります。例えば,日本の裁判で判決を得ても,ロシアでは強制執行をすることができません。
国際仲裁では,ニューヨーク条約によって,ほとんど全ての主要国が国際仲裁の拘束力を受けることに合意しているため,裁判の判決による強制執行が不可能な場合にも強制執行が可能だったりするのです。

もっとも,仲裁は一般的に費用が結構かかりますし,裁判と違って不服申立の制度がないという特徴もありますので,一概に仲裁の方が裁判よりも優れているとは言えません。
裁判と仲裁のいずれが適切かは,事案によるといえるでしょう。

いずれにしても,国際的な取引,特に長期間に亘る取引を始める際には,いざ紛争が生じてしまったときの解決方法についても予め考えておき,契約書に盛り込んでおくべきでしょう。

北海道新幹線

2016.03.25 [ 神村 岡 ]

明日,いよいよ北海道新幹線が開業しますね。

昔はよく,実家の山形に帰省するのに電車を使っていて,新幹線が八戸までだった時代ですから,道のりがかなり長く感じられたものですが,その頃に比べれば相当時間が短縮されているはずです。函館から仙台までが3時間ですからね。

せっかく北海道新幹線ができたのですから,とりあえず一度は乗ってみたいと思いますが,札幌から函館までが約3時間半かかるのが難点です。早く札幌まで伸びないかと思ってしまいますが,それはかなり先のことになりそうですね。

新幹線の新しい駅である新函館北斗駅は,なかなか素敵な建物だという風に聞いていますが,同時に周りには何もないとも聞きます。新幹線効果で今後発展していくといいのですが,新幹線の利用者数次第というところでしょうか。


IPBA年次大会に参加してきます。

2016.03.23 [ 小西 政広 ]

昨年5月の香港に引き続き,今年もIPBA(環太平洋法曹協会)の年次大会で,

今年はマレーシアのクアラルンプールに行ってきます。

それに伴い,4月11日(月曜日)から15日(金曜日)まで,事務所を不在にしています。

月曜日から金曜日まで不在であり,ご迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。

もっとも,時差は1時間で,電話も殆ど繋がると思います。メールも常時見ています。

一昔前であれば,海外では電話は出来ないメールも出来ないで,海外に行くなど大事でしたが,最近の通信環境であれば,かなり気楽に海外に行くことが出来ています。

今年もたくさんのものを持ち帰るつもりで参加してきます。

変動地形学と津波

2016.03.21 [ 齋藤 健太郎 ]

最近,お勉強していることがあります。
変動地形学と津波についてです。

いずれも泊原発差し止め訴訟のための勉強ですが,いずれも文系の私には馴染みが少なくて難しい。

しかし,変動地形学は,活断層がどこにあるのかということを,地形や現地調査から探っていく学問で,知れば知るほど面白いです。そして,原発の立地について,これまで十分にこの変動地形学の観点からの検討がなされてきていないのが大きな問題であるということも同時に感じています。
津波についても数式とかが出てくるとチンプンカンプンですが,基本的な原理はしっかりと勉強しないといけないと思って頑張っています・・・。
まあ,新たなことを勉強するのは,年齢とともに固くなった頭にも良いかもしれません。

科学的なことだから理解できない,政府に任せるしかないというのでは,原発の危険性に対する審査を放棄するのと一緒です。
そういう意味では,福島原発事故前の司法の姿勢というのは,政治への配慮,専門的判断への不介入という名のもとに,司法審査の放棄をしてきたのだと思います。
絶対にメルトダウンは起きない。だから対策も必要ない。そう言ってきた電力会社をそのまま信じてしまったのです。

東電は,事故発生から2ヶ月後に至ってようやくメルトダウンが生じていたことを認めましたが,先月になって,新たな調査の結果,メルトダウンの判断のマニュアルがあることが判明し,それにれば3日後にはメルトダウンと判断できたとのことです。
東電の社長は,隠蔽ではなかったなどと言っていますが,当然全員が知っているべきマニュアルがあるのに,隠蔽ではないという理屈がどうすれば成りたつのかよくわかりません。
常に,本当のことは隠して,安全なフリをするという隠蔽体質があるのではないでしょうか。

とはいえ専門外のことはやはり難しい・・・集中的に勉強する時間が欲しいですね。

退屈について

2016.03.21 [ 齋藤 健太郎 ]

今日,退屈に関するちょっとした記事を読みました。

私は,最近退屈だなあと思ったことはありませんねえ。
最近というより,とても長い間,退屈を感じたことはありません。

試験勉強している頃は勉強ばかり,仕事を始めてからは仕事ばかりでした・・・。
時間があったとすれば,疲れ切ってゆっくり休んでいるか,やりたいことをやるので,退屈ということは考えたことはありません。

でももう少し考えてみると,退屈にも色々あって,電車が来るのを待つ時間や,人を待つ時間など,短時間だけど拘束されてしまう時間があります。
最近はスマホがあるので,そんなに苦痛じゃありませんが・・・。

その記事の中で面白い話がいくつかありました。
15間ただじっと座っているということと,電気ショックを受けるということのどちらを選ぶかという実験をしたところ意外にも4分の1の女性,3分の2の男性が,1回以上,電気ショックを受けたというのです。中には190回もやった強者もいたとのこと。
さすがに全身のショックではなくて指だけとかだとは思いますが・・・。
それぐらいなにもしないよりは,何かしていた方がマシという人が多いということなのでしょう。

もう一つは実験ではありませんが,ナルホドという内容。
空港に到着した後に,荷物を拾う時間がありますよね。その待ち時間が長いということで,ずいぶん苦情があったようです。
そこで航空会社の人は,到着口と荷物の受け取る場所を遠くにして,そこまで歩かなければならなくしたところ,なんと苦情は全くなくなったということ。
それぐらい人間は何もしてないより,何かをしている方が良いということなんですねえ。

とにかくやることが沢山あるのは幸せだというのはわかりました・・・。

FinTech

2016.03.19 [ 神村 岡 ]

中小企業診断士の勉強会で,FinTechについて学ぶ機会がありました。

FinTechとは,Finance(金融)とTechnology(技術)を組み合わせた造語で,ITを活用した新たな金融や決済などのサービスを意味します。

一例としては,スマートフォンを利用した決済や送金,クラウドファウンディング,オンライン融資などを挙げることができます。

オンライン融資についていうと,これまで融資は銀行などの金融機関が独占してきており,通常その審査にはかなり時間がかかっていたのに対し,FinTechによるオンライン融資ではごく短期間で融資判断を終えることが可能になります
例えば,アマゾンは,アマゾンのマーケットプレイスでの実績がある事業者向けに,短期運転資金を貸し付けていますが,融資判断に当たってはマーケットプレイスでの販売実績などが事前に審査されるため,最短で1日での融資判断が可能だそうです。

また,ビットコインなどの電子通貨なども,FinTechの一分野ということができます。

要するに,金融の分野においてIT技術によって革命的なサービスが生まれているということです。

便利なサービスであれば是非使っていきたいですね。

学校推薦

2016.03.18 [ 神村 岡 ]

先日,誤った非行の記録に基づいて学校から高校への推薦が受けられないと伝えられた中学生が,自殺をしてしまったというニュースが流れていました。

自殺という結果が避けられなかったのかと思えてなりませんが,そもそも,3年間で1度でも非行をしたことがあると学校推薦が受けられないというルールはどうでしょうか。

これはつまり,一度でも過ちを犯した生徒はある種の失格者としての扱いを受けるということですが,これが教育のあり方として正しいのでしょうか。

一度過ちを犯しても,その後それを反省の糧にして立派に更生する生徒もいるはずです。上記の基準では,そのような本来は推薦されてよい生徒が推薦を受けられないということになってしまいます。

基準としては明確ですが,形式的過ぎて,学校側が推薦の判断を簡単にするためにそのような基準を採用しているようにも思えてしまいます。

まあ,基準を設けずに教師の裁量で推薦ができるということになると,それはそれで非常に問題があるようにも思いますので,悩ましいところです。


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