2017.02.03 [ 神村 岡 ]

岡山仲裁センターの20周年記念行事で,初めて岡山に来ています。

観光情報,名物など全く調べずに来ましたが,岡山には桃太郎伝説が数多く残されているようで,空港や駅では桃太郎の銅像やらを目にすることができます。
土産物といえば,やはりきびだんごのようです。

岡山仲裁センターは,岡山県弁護士会が主催しているADR(裁判外紛争解決手続)を提供する団体で,弁護士会の他にも多様な士業が関与しています。
ADRは,いわゆる話合いの手続で,裁判所が実施している調停と同じようなものです。

札幌弁護士会もADRを運営していて,私はそこの運営委員として今回岡山に来たのですが,札幌弁護士会はほぼ弁護士のみで運営しています。

弁護士会がADRを運営していることで,弁護士会の相談センターで受けた相談で弁護士が関与できないような少額な事案でも,裁判所の調停を紹介するだけでなく,弁護士会が運営しているADRにそのままつなげることができます。
岡山仲裁センターが設立された趣旨もそのようなところが大きかったようです。

札幌でも,まずは弁護士の相談を受けることが条件ですが,ADRを利用することができます。
事案によっては有効な解決手段となり得ますので,知っておいていただきたいと思います。