2016.02.27 [ 神村 岡 ]

先週,とうとう私もインフルエンザにかかってしまいました。
症状は軽かったのですが,外出できない日が2,3日続き,お約束をしていた方にはご迷惑をおかけしてしまいました。

その影響で先週はブログの更新を忘れてしまいました。
今日は久しぶりのブログです。

小学校のプールで,教諭が給水口のバルブを閉め忘れて18日間水を流し続け,学校が400万円超の水道料金を請求されたという事件が昨年ありましたが,その事件で,当該教諭と校長と教頭が3分の1ずつ水道代を弁償したというニュースが先日流れていました。


どのような経緯でそのように弁償することになったのか不明ですが,教諭らが全額を負担するというのは,かなり違和感があります。

一般的に,企業などの従業員がミスによってその企業に損害を与えてしまった場合,企業は従業員に損害の全部を請求することは出来ないと考えられています。
それは,その従業員を使用して企業は利益を得ているのだから,従業員の行動によるリスクも企業は負うべきだという考えによります。
また,もともと損害を発生させてしまうようなリスクのある状況でその従業員が働いていたのだとも考えることができます。

今回の事件は単純なミスによるもので,しかも構造上給水中であることに気づきにくい状況にあったというのですから,多くてもせいぜい半額がいいところではないでしょうか。

先生があまり高額の賠償を払わせられるようだと,ただでさえきついらしい先生のなり手がいなくなってしまいますよね。