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手帳のリフィルが・・・

2016.11.27 [ 齋藤 健太郎 ]

手帳のリフィルが,突然販売されなくなりました。
9年近く使ってきたものだけにショックでした。
しかも,手帳自体は売っているし,リフィルも売っているのですが,なぜか私が使っていたものはなくなり,わざわざ日にちを自分で書き入れなければならないものだけになりました。

とりあえず,これを機に長年使った手帳とさよならして,新しいものに変えることにしました。
陰山手帳というもので,あの有名な陰山先生(百マス計算の人)監修の秀逸な手帳です。
1行日記や,プロジェクト管理表などがあります。

これまで,1日1枚のものを使っていたのですが,1週間で1枚になったので,全体を見渡すこともできます。
どうしてもぎっしり詰めて書くことになり,見にくいですが,一覧性はありますね。

それにしてもリフィルの販売中止については全くもって理解不能です。
全日付を自分で書き入れる人なんているのでしょうか?
もはやただの撤退か,嫌がらせとしか思えません。

はい。どうでもいいことを書きましたね。

裁判所の管轄,移送

2016.11.26 [ 神村 岡 ]

先日,新たに札幌地裁に訴訟提起をしていた件について,東京地裁への移送の申立てがありました。

移送とは,訴訟が提起された裁判所とは異なる裁判所に手続を移すことをいいます。

両当事者にとって地理的に都合の良い裁判所が異なる場合に,このような申立てが行われます。

もちろん,希望すれば必ず移送が認められるわけではありません。
移送先として希望する裁判所に管轄がなければなりませんし,諸事情を考慮した結果元の裁判所で審理を継続するという結論になることもあります。

今回移送が申し立てられた件では,東京地裁で審理を行うという契約書上の専属管轄の合意の効力が及ぶか否かが問題となっています。
合意の効力が及ばないということになれば,東京地裁には管轄がないということになり,移送は認められません。

東京地裁で審理が行われることになれば,その分当方の依頼者に出張費用を負担していただくことになってしまいます。
もちろん,我々代理人も時間を取られるので大変です。

そうならないように,裁判例などを検討して反論の意見書を出す予定です。

後遺障害の存在を医師に任せっきりではいけません。

2016.11.23 [ 小西 政広 ]

交通事故の被害者が,後遺障害の認定を受けた上で相談に来られる場合,既に後遺障害診断書上,問題にするべき症状は記載されきっているケースがほとんどです。


しかし,交通事故の後遺障害の中には,医師が後遺障害と考えていない症状があり,それを弁護士が相談の中で補わなければならないケースがあります。


意外と重く評価されるべきものも見落とされていると感じます。


医師も被害者本人あるいはその近親者も明確に意識していなかった症状について,相談を通じて,慰謝料だけでも690万円相当の後遺障害(9級相当)の認定につなげた事例もあります。


特にケガが重かったけど以前の生活を取り戻しつつあるという事例に多く見受けられます。
これは,見落としたまま示談してしまえば,あとからひっくり返すことは原則としてできないことになります。

後遺障害についても,これが該当するんじゃないかという弁護士的推測は必須です。是非一度ご相談ください。

フリーアコモデーション

2016.11.19 [ 神村 岡 ]

フリーアコモデーションというのは,旅行者が宿泊先で掃除などの仕事(手伝い)をすることで,ただで宿泊させてもらうことを意味します。
略してフリアコと言ったりもします。

世界中を旅行するバックパッカーはよくフリアコで宿泊するそうです。

ところが,先月,札幌のホテルで,フリアコが原因で逮捕者が出てしまいました。


逮捕されたのは,清掃などをして宿泊代を免除されていた外国からの観光客と,ホテルの経営者らです。
観光客は,出入国管理及び難民認定法(出入国管理法)で規制されている,在留資格外の活動(就労)をしたとして,ホテル経営者らはそのような不法就労を助長したとして逮捕されました。

この逮捕に違和感を覚える方は少なくないと思います。

確かに,労働の対価として利益を得ていますので,働いているといえばそのとおりです。
しかし,フリアコは一般的な就労とは異なり,純粋に安価に旅行を続けるための手段であって,旅行の一環ともいえます。また,ある種の宿泊形態の一つに過ぎないともいえます。

ですから,そもそも出入国管理法が想定している「就労」に当たらないという解釈もあり得ますし,取り締まる必要性をあまり感じません。

経営者側はともかくとして,観光客には法を犯している意識は全くなかったと思います。
違法だと言うのなら,せめて違法であることを周知徹底してから,それでも従わない場合に逮捕するという対応でも良かったのではないでしょうか。

もっとも,逮捕に至る経緯はよくわかりません。
また,情報が限られているのでわかりませんが,いろいろと悪質だったのかもしれません。
それならまだ理解できますが。

人質司法

2016.11.16 [ 小西 政広 ]

http://mainichi.jp/articles/20151224/ddm/002/040/129000c


刑事事件で,罪を認めない被疑者・被告人の身柄をながーく拘束し,プレッシャーをかけて罪を無理矢理認めさせるというもの。

日本の刑事司法はこれをいわれて久しいのですが,やはりいまでも刑事事件を取り扱うと感じます。

本当に好き勝手に逮捕・勾留がされているという印象。

更に否認しているために裁判が長引き,身柄拘束が長くなっても,結果有罪という結論になれば,それは被告人のせいで不当に長引いたのだと言わんばかりに,長期間の身柄拘束となった分の,実刑からの差し引きはほとんどありません。

疑われた者は疑われただけで罪人とみなすという風潮が日本にはあるとおもいます。逮捕されただけで否認していても実名報道されたりしますしね。怖い怖い。

トランプ大統領

2016.11.11 [ 神村 岡 ]

なんだかんだ言ってもそうはならないだろうと思っていましたが,現実になってしまいました。

トランプ支持者の大部分は,経済的に苦しく希望が持てず,既存の政治やエリートに不満を持つ層で,大きな変革を求めてトランプを支持したようです。

州ごとの得票率を見ると,西海岸,東海岸一帯でヒラリーがトランプに圧勝しているのに対し,トランプはそれ以外の内陸部で圧倒的な強さを見せています。
また,同じ州の中でも,州都や大きな都市の周辺では内陸部でもヒラリーが勝ったりしていますが,大都市近郊以外ではトランプが圧勝しています。
面白いくらい対照的なのです。

この結果を見るだけでも,都市部と地方,富裕層とそれ以外の層との間の溝がいかに深いかがわかります。
格差が拡大し,貧困層は厳しい状況に置かれているのでしょう。

ですが,トランプの「政策」を見る限りそのような状況が改善するとも思えません。
それとも大胆な政策によって何かしら風穴が空いたりするのでしょうか。

まあよくわかりません。

慰謝料に地域差はあるのか

2016.11.09 [ 小西 政広 ]

先日不倫の慰謝料が争点となっている裁判で,和解の話し合いが行われ,慰謝料額について協議する場面がありました。

その際,相手は札幌ではない地域の方だったのですが,代理人弁護士から裁判所に対し,

「うちの地域では不倫の慰謝料の相場はもっと安い」

という主張があったようです。

そもそも慰謝料に地域差があるのかよくわかりませんが,もしそんなものがあるとすれば,

「うちの地域は不倫に寛容なのだ」

といっているに等しいことだといえますね。

うーんなんとも。

いきなり・・・

2016.11.08 [ 齋藤 健太郎 ]

尋問の準備を終えて,楽しみにしていた「ゲームオブスローンズ」の最新シリーズを見ることにしました。

前のシーズンから,何ヶ月も空いたので,すっかり内容を忘れてしまったので,見ていても何だか話が掴めません。
人間の記憶力というのはあてにならないものです・・・。

あれ?
死んでいたはずの人が生きかえっている・・・。
でも,たまにありますよね。シーズンが変わるときに,話が進んでいて,それを後から説明するパターン。
たぶんそれだ。

あれ?
子どもだったのに随分成長したなあ・・・。
背もすごく高くなっているし,顔はほとんど別人。
まあ,次のシーズンまでに時間が経ったので成長したのでしょう。

あれ?あれ?あれ?

お察しのとおり,私は,いきなり最終回を観てしまったのです。
10話を少しずつ観る楽しみが一瞬にして奪われてしまった。

尋問に集中します。

シートベルトをしないと過失ありとされる場合があります。

2016.11.02 [ 小西 政広 ]

後部座席でシートベルトをする割合はまだ少数派かと思いますが,

シートベルトをしないまま事故に巻き込まれた場合には,シートベルトをしていなかったことが過失と評価されることがあります。

事故が起きたこと自体にはシートベルトの有無は関係ありませんが,ケガをした場合に,損害が大きくなっただろうことについて過失と評価されるわけです。

例えばシートベルトをしていなかったことによって車外に飛び出してしまったというケースを想定すればわかりやすいでしょうか。

シートベルトをさせるかどうかは運転手の義務ですが(道路交通法71条の3第2項),損害の拡大については同乗者自身の責任が一部問われる場合があることになります。

ハロウィンおつかれさまです

2016.11.01 [ 齋藤 健太郎 ]

私は,無神論者です。
多くの日本人が無神論者だと思います。

一方で,私は,子どもの七五三には神社に行き,葬儀や法事の際には寺に行き,お盆にはお墓参りをして,バレンタインデーにはチョコを期待し,年末にはクリスマスを祝います。かろうじて結婚式は教会ではありませんでしたが,他の人の結婚式では賛美歌を一緒に歌ったりしています。

最近では,ハロウィンという新しい「祭り」もありますが,もはや意味がわかりません。
札幌でもオータムフェストというのがすっかり定番になりました。
単に面白おかしく騒ぎたいというだけなのは明らかですが,誰も疑問を呈しません。
もはや別に意味などなくてもいいんでしょうし,私も人のことを言う資格などありませんし,説教ジジイみたいなことを言うつもりもないのですが,あまりに単純で商業的ですよね。

最近,「サピエンス全史」という本を読み始めました。
まだ半分くらいしか読んでいないのですが,過去に宗教がいかに人間を統合するのに用いられたのかがよくわかります。しかし,現代ではそれはもう無理でしょう。
たとえば,アメリカは,正義,人権,自由,民主主義などの価値観がかろうじて国を支えているように思いますが,日本は何もなくなっているように思います。
勤労崇拝の歴史も終わりを告げつつあるいま,日本には本当に何も支えるものがなくなっているように思います。

この際だから,もっともっとお祭りを増やしてしまいましょう。
次はサンクスギビングデイですかね。
皆さん,今年は11月24日(木)が感謝祭です。
みんなに感謝して美味しいもの食べましょう。

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