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齋藤健太郎弁護士 小西政広弁護士 神村 岡弁護士

離婚に踏み切る勇気

2009.09.24 [ 齋藤 健太郎 ]

女性の熟年離婚の相談ではいつも考えさせられてしまいます。

それは、横暴な夫に苦しめられてきた女性がなかなか離婚に踏み切れない状況があるということです。

ギャンブルや女性関係などでやりたい放題にやってきた夫。
お金も使い果たしてしまい、貯金などもさほどない状態。
まだ退職金でもあれば、良いのですが、それもないとなればもうお手上げです。
年金分割制度が始まったとはいえども、離婚後の生活は自力でどうにかするしかないという重い問題があるのです。

中には、何度も離婚を考えた末に、結局踏み切れないという方も多くいらっしゃいます。
今までも悩みと苦しみを抱えて生きてきたせいか、余計に頭を切り替えて新しい生活をイメージすることが難しいのかもしれません。

でも、これから死ぬまでの間、その夫と添い遂げられるのか。それをもう一度真剣に考えるべきです。
一緒に旅行に行けるのか。お墓に一緒に入れるのか。老後を支え合えるのか。
そこに我慢する意味はありますか?
自分の選択で、自分の人生を歩むために、一歩を踏み出すしかないのではないでしょうか。
実は、後で振り返れば悩んでいた自分がばからしく思えるようなことかもしれません。

法律相談の話

2009.09.23 [ 齋藤 健太郎 ]

 私は、ロースクールの授業を受けた一期生です。
 ロースクール自体に、法律相談の授業を北大で受けましたが(ローヤリングクリニック)、その際に、「受容・共感・傾聴」という言葉を覚えました。
 弁護士の仕事は、人の話を聞くことがとても重要です。よく話を聞いて、共感する力というのがとても問われています。それをこの言葉は表現していると思います。そのような共感力がなければ、一生懸命がんばる気持ちにはなれません。
 自分では経験していない苦しみを少しでも理解しようという努力が必要だと思っています。実際には、同じように感じることはできず、「先生にはわからないですよ」と言われると言い返す言葉もありませんが・・・。
 でも、あまり話される方のおっしゃることをそのまま聞き続けていても、時間には限りがありますし、かえって重要なことを聞き逃すこともあります。そのバランスがとても難しいです。ある程度は話をリードしつつも、共感を示せる弁護士を目指したいと思っています。

 弁護士の話の聞き方で、出てくる事実は全く違います。
 相談される方は、法律的に重要な事実を理解して話す訳ではないからです。よく、「なんでそんな大事なことを最初からいってくれなかったの?」という場面に遭遇します。自分の力不足を最も感じる瞬間です。

  「サルでもできる弁護士業」という本で、弁護士が聞き取りに時間をかけ過ぎだということや、弁護士資格のない人が事前に聞き取りをすべきだと言う話がなさ れていたと思いますが、そんな方法では、相談者に共感することも重要な事実を聞き出すことも出来ないのではないかと思います。業務の効率化では片付けられ ない側面が弁護士業務にはあるのではないでしょうか。

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